山梨県立科学館

山梨県立科学館の紹介

山梨県甲府市にある「山梨県立科学館」は、地域の人々に科学の魅力を伝えるために設立された県立の施設です。以前は甲府城の一部として存在していましたが、1998年に新たに愛宕山こどもの国に移転し、リニューアルを経て現在の姿になりました。

館内には、多様な科学の展示や体験できる施設が整っており、訪れるすべての人々に楽しんでもらえるスペースが用意されています。特に注目すべきは、プラネタリウムや大型天体望遠鏡、様々な実験室や工作室です。これらの設備を利用した観望会や展示会も定期的に開催され、科学に対する興味を深める機会を提供しています。

主な施設

スペースシアター

2010年3月にリニューアルオープンしたスペースシアターでは、光学式プラネタリウム「メガスターIIA Kaisei」、デジタルプラネタリウム「ステラドームプロ」、「スペースエンジン・ユニビュー」が導入され、未曾有の星空体験ができます。定員は160名で、天文に興味がある方にとっては見逃せないスポットです。

展示室

「歴史的科学者10人の研究室を巡る」というテーマのもと、各展示室ではサイエンスプレイ、自然、生命、科学技術、地球、宇宙という6つの分野が扱われています。科学者たちの研究や発見に触れることで、来館者は科学の奥深さや面白さを実感できます。

マルチメディアコーナー

土日や祝日、長期休暇中はプログラミング教室も開催されており、ここでは子どもたちが将来の科学者としての一歩を踏み出すことができます。

あそびの部屋

幼児を対象にした遊び場も用意されており、保護者と一緒に遊ぶことができるスペースや、親子で楽しめるクラフトコーナーもあります。この部屋には授乳室やオムツ替えコーナーも完備されており、家族連れでも安心して訪れることができます。

天体観測室

天体観測室には、20cmクーデ式望遠鏡やカセグレン式望遠鏡などが設置されており、星空観測を楽しむことができます。また、展望テラスでは甲府盆地や晴れた日には富士山を見ることができ、その美しい景色は訪れる人々を魅了します。

サイエンスショーブース

サイエンスショーブースでは、38席の座席が設けられ、立ち見でもショーを楽しむことができます。内容は当日に掲示され、様々な科学的な実験やデモンストレーションが行われます。

実験・工作室

ここでは、訪問者が実際に手を動かしながら学ぶことができる実験や工作の体験が待っています。科学に対する興味を惹きつけるような楽しい体験が提供されています。

その他の施設

また、多目的ホールやミュージアムショップ、軽食を楽しめるレストランも完備。ショップでは宇宙に関連する商品や実験道具、書籍などが販売されており、訪問記念に最適です。南側には展望テラスがあり、甲府盆地を見渡せる美しい景色が堪能できます。また、円形広場には科学に関する遊具も設置されています。

開館時間と料金

開館時間は通常9時30分から17時までですが、夏休み期間中は9時から17時30分まで延長されます。入館料は一般520円、中高生220円、未就学児は無料です。特別なイベントや企画展には別途料金が必要な場合があります。

交通アクセス

交通手段も充実しており、甲府駅から徒歩やバスでアクセス可能です。駐車場も完備しているため、車での来館も大変便利です。

山梨県立科学館は、科学への興味を深めるための素晴らしい場所であり、家族連れや学校の遠足などにも最適です。

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