山森尚

山森尚（やまもり ひさし）は、日本の雑誌編集者、メディアプロデューサーです。かつて徳間書店インターメディアの取締役を務め、同社の実質的な創業者として知られています。

経歴

1954年、北海道に生まれました。早稲田大学法学部を卒業後、パソコンゲーム雑誌『テクノポリス』編集部に在籍。当時、「ジャマ森」というペンネームを用いて活動していました。

『テクノポリス』の別冊として刊行された『プログラムポシェット』では、編集の中心スタッフとして活躍。最終号であるNO.12で休刊の挨拶文を執筆したのは、編集長の佐瀬伸治ではなく山森自身でした。このことからも、当時の山森の編集部内での重要な役割がうかがえます。

『プログラムポシェット』の編集作業と並行して、山森は日本のテレビゲーム雑誌の草分け的存在である『ファミリーコンピュータMagazine』の初代編集長に就任しました。ファミコンブームの初期から、ゲーム情報を発信する重要な役割を担いました。

現在は、編集プロダクション「アンビット」を経営し、ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』の発行に携わっています。長年にわたり、日本のゲーム・メディア業界に貢献し続けています。

山森尚は、黎明期のパソコンゲーム雑誌から、ファミコンブームを牽引したゲーム雑誌、そして現代のゲーム雑誌へと、日本のゲームメディアの歴史を彩ってきた重要な人物の一人と言えるでしょう。

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