山沢拓也

山沢拓也選手：才能と努力、そして不屈の精神

[1994年]]生まれ、埼玉県熊谷市出身の山沢拓也選手は、ジャパンラグビーリーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツで活躍するラグビー選手です。[[スタンドオフ]とフルバック(FB)の両方をこなすマルチな才能を持ち、その卓越したスキルと献身的なプレーでチームに貢献しています。愛称はヤマ、タクヤ。

ラグビー一家に育まれた才能

山沢選手は、ラグビー一家に生まれ育ちました。兄は立命館大学でラグビーを経験し、弟の京平さんもラグビー選手という環境で、幼い頃からラグビーに親しんできました。この環境が、彼のラグビー人生の礎を築いたと言えるでしょう。

サッカーとの出会い、そしてラグビーへの転向

中学時代は、地元のサッカークラブ・クマガヤSCでフォワードとして活躍。関東の強豪サッカー高校からも誘いを受けましたが、高校進学の際に兄の勧めでラグビーを選択。埼玉県立深谷高等学校に進学します。

高校入学と同時に、ラグビー部でスタンドオフのレギュラーを獲得。全国高等学校ラグビーフットボール大会に3年連続出場し、2年時と3年時にはベスト16という好成績を残しました。2年生時には高校日本代表に選出され、イタリアとフランスへの遠征にも参加するなど、高校時代からその才能を開花させていました。

ジュニアジャパン、そして日本代表へ

高校3年生だった2012年6月にはジュニアジャパンに選出され、トンガ代表戦に出場。同年7月には日本代表スコッド強化合宿メンバーに選ばれ、将来を嘱望される若手選手として注目を集めました。その後もジュニア・ジャパンに定期的に招集され、経験を積んでいきました。

大学時代、そしてトップリーグへ

内田啓介選手の勧めで筑波大学に進学。1年目からスタンドオフのレギュラーとして活躍し、東日本大学セブンズ優勝、大学選手権ベスト4進出に貢献しました。エディー・ジョーンズヘッドコーチからも将来性を買われていた矢先、2年目と3年目に左膝前十字靱帯を断裂する大怪我に見舞われ、長期離脱を余儀なくされます。

それでも、持ち前の不屈の精神でリハビリに励み、2016年1月にはトップ14のラシン・メトロで練習生として参加。同年8月には、当時ジャパンラグビートップリーグのパナソニック ワイルドナイツ（現・埼玉パナソニックワイルドナイツ）への入団が発表され、史上初の学生トップリーガーとなりました。同年8月26日に行われたヤマハ発動機ジュビロ戦でトップリーグデビューを果たします。

日本代表での活躍とサンウルブズへの参加

2017年4月には、アジアラグビーチャンピオンシップへ向けた日本代表スコッドに選出され、韓国代表戦で日本代表デビューを果たしました。2019年3月にはサンウルブズに追加招集されるなど、日本代表として活躍の場を広げていきました。

その他

CM出演ではプラスワンに起用され、2018-19トップリーグベスト15にも選出されるなど、その活躍は多方面から高く評価されています。

高校時代の同級生には土屋樹生選手、筑波大学時代の同級生には忽那健太選手がおり、彼らとの交流も山沢選手のラグビー人生において重要な要素だったと言えるでしょう。

彼の今後の活躍にも期待しましょう。

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