山田ミネコ

山田 ミネコ（やまだ みねこ）のプロフィールと活動

山田ミネコは、1949年7月11日に神奈川県で生まれた漫画家であり、同人作家です。彼女は聖ヨゼフ学園を卒業後、トキワ松女子短期大学で学びました。血液型はAB型で、現在は鎌倉市に居住しています。24年組の一員として、数々の名作を送り出してきました。

来歴

山田は石ノ森章太郎の少女漫画に大きな影響を受けて、漫画の執筆を始めました。彼女が漫画家としての道を歩み始めたのは、仲間内で製作していた回覧誌での活動がきっかけでした。鈴木光明からのアドバイスを受け、弟子入りを決意します。最初のデビューは、貸本漫画として辰巳ヨシヒロが経営していたヒロ書房から単行本を出版したことが始まりです。当時は「山田美根子」というペンネームを使用していましたが、貸本業界が衰退する中で困難を味わいます。

その後、鈴木の紹介により『別冊マーガレット』でのデビューを果たします。以来、『花とゆめ』や『LaLa』、また朝日ソノラマにて『デュオ』など多数の出版物に作品を寄稿し、名を馳せていきます。近年では体調の理由から同人誌での活動が中心となり、同人サークル「あとりえだば」として少女向け作品を中心に創作活動を継続しています。

人物

山田ミネコの代表作には、『最終戦争シリーズ』や『花咲く帝王の樹々』シリーズ、また『裏側の世界』シリーズがあります。これらの作品は、その独特な世界観と魅力的なキャラクターたちで多くの読者の心を掴んでいます。最近では「山田青」という名義で球体関節人形の創作や即売会にも参加し、新たな表現の場を広げています。

山田に関する誤記としてしばしば「山田ミネ子」と表記されることがありますが、正しい表記は「山田ミネコ」です。初期には「山田美根子」という名前も使用していた時期があります。彼女の作品中には、逆に名前を読み替えた火星人「コネミ・ダ・マーヤ」や、怪獣「ダイガクジュケン」などユニークなキャラクターが登場します。自画像はウサギをモチーフに描かれ、好物はチャーシューメンであることが知られています。

作品リスト

漫画

• - 最終戦争シリーズ
• - アリスシリーズ （例: 走れアリス、消えた宝石など）
• - 呪われた城
• - 妖魔の森 など

小説

• - 天動説騎士団
• - 裏側の世界シリーズ
• - 花咲く帝王の樹々

イラスト集・絵本

• - 静かな幽霊
• - ひそやかな童話

また、彼女は多くの挿絵も手掛けており、特にSF小説やファンタジー作品においてその実力を発揮しています。

交友関係

山田は鈴木光明を師匠とし、彼のもとで技術を磨きました。友人関係には、同じく24年組の萩尾望都や樹村みのり、そして元アシスタントの酒井美羽や篠原千絵があげられます。彼女たちとの交流も、山田の創作活動に影響を与え、今なお多くの作品に反映されています。

山田ミネコの創造性と思索は、今後も日本の漫画界において新しい魅力を提供し続けることでしょう。

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