山田和利

山田和利（やまだ かずとし）

基本情報

• - 生年月日: 1965年6月3日
• - 出身地: 愛知県名古屋市中村区
• - ポジション: 内野手、外野手
• - 経歴: 元プロ野球選手、コーチ

経歴

山田和利は、名古屋市にて生まれ育ち、1983年に開催されたプロ野球ドラフト会議において中日ドラゴンズから4位指名を受けて入団しました。東邦高からプロ入りした彼は、初めはレギュラーには定着できませんでしたが、1988年には立浪和義選手の控えとして遊撃手として82試合に出場し、サヨナラ適時打をプロ初のヒットとして記録しました。

1991年には長嶋清幸選手とのトレードで広島東洋カープに移籍し、1992年には三塁手や一塁手としての起用増加し、82試合で先発出場を果たしました。1995年には故障したルイス・メディーナ選手に代わり、一塁手として70試合に出場し、チームの成績向上に寄与しました。

1996年、中日の星野仙一監督下で再度中日ドラゴンズに復帰しましたが、残念ながらその年限りで引退を余儀なくされました。引退後はコーチとしてキャリアをスタートさせ、二軍打撃コーチや一軍内野守備・走塁コーチなどの役職を歴任しました。2015年からは広島のフロントに入り、球団の編成に関わりました。再びコーチとして広島に戻ったのは2015年のことで、2021年まで活躍しました。

選手としての特徴・人物

選手時代の山田は内野全ポジションを堅実に守り、ユーティリティプレーヤーとして名を馳せました。広島移籍後には、その俊足と堅守に加え、小技を駆使した打撃でも活躍し、特に打率の向上がみられました。また、入団当初に背番号33を背負ったものの、郭源治選手との番号交換を経て、30番を着用しました。

私生活では、夫人との間に一男一女を授かっており、長男は俳優の山田裕貴、長女はモデルの山田麻生として知られています。家族間のつながりは非常に強く、山田は子供たちの出演番組を欠かさずチェックするほど、親子仲が良好です。

記録

• - 初出場: 1986年5月25日（対読売ジャイアンツ）
• - 初先発出場: 1987年10月6日（対阪神タイガース）
• - 初安打: 1987年10月6日（対阪神タイガース）
• - 初盗塁: 同日
• - 初打点: 1987年10月7日（対阪神タイガース）
• - 初本塁打: 1988年6月18日（対読売ジャイアンツ）

背番号の変遷

• - 33（1984年 - 1985年）
• - 30（1986年 - 1989年）
• - 16（1990年）
• - 25（1991年 - 1995年）
• - 7（1996年）
• - 95（1997年 - 2003年）
• - 85（2004年）
• - 81（2011年）
• - 80（2015年 - 2021年）

山田和利のプロ野球選手としてのキャリアは、数々の記録や瞬間を生み出し、多くのファンの記憶に刻まれています。選手としての道を歩んだ後も、指導者やフロントとして野球界に貢献し続けていることは、彼の野球に対する情熱と献身を物語っています。

もう一度検索