山田直毅

山田直毅（やまだ なおき）は、1959年生まれの日本の音楽家であり、ギタリスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとして幅広い活動を展開しています。彼の音楽キャリアは、1977年にキャンディーズのバックバンド、ミュージック・メイツ・プレイヤーズ（MMP）に参加したことから始まりました。MMPではギタリストとしてだけでなく、キャンディーズのアルバム『早春譜』において、伊藤蘭の楽曲制作をサポートするなど、作曲家としての才能も発揮しました。

キャンディーズ解散後も、MMPのシングル「悲しき願い」に参加。MMP解散後は、同じ事務所に所属していた石川ひとみのバックバンドでリーダーを務めました。1982年には、NICO（現GARDEN）のデビューアルバムを鈴木茂と共同プロデュース。1986年には、石川ひとみのシングル「秘密の森」を作曲・プロデュースし、当時最新鋭の音楽制作機器であったSynclavierを使用して録音を行いました。

1990年代に入ると、BEGINのデビューアルバム『音楽旅団』に楽曲提供とレコーディングで参加。その縁から、2枚目のアルバム『グライダー』のプロデュースを手掛け、ツアーにも参加するなど、BEGINとの親交を深めました。

現在では、自身が主宰するsazae-recordsから一五一会ソロアルバムをリリースするほか、演奏や編曲を通じて石川ひとみのアルバム制作をサポートするなど、精力的に活動しています。

彼の代表的な作品としては、ソロアルバム『undulate』があります。また、石川ひとみをはじめ、GARDEN、川久保秀一、宮沢りえ、高橋由美子、持田真樹、小柳ゆき、國府田マリ子、TWO of US、BEGIN、武内千佳、小林幸子、パール兄弟など、数多くのアーティストに楽曲提供や編曲を行っています。特に、石川ひとみの楽曲には数多くの作品を提供しており、「いつわり」「坂道」「秘密の森」「KA・KU・RE・N・BO」など、彼女の代表曲の多くを手掛けています。

アニメ音楽にも携わっており、ジャングルの王者ターちゃんの音楽も担当しました。

山田直毅の公式サイトとして、sazae-recordsがあります。

彼の音楽性は多岐にわたり、ポップス、ロック、フォークなど、様々なジャンルを横断しています。卓越したギターテクニックに加え、繊細なメロディセンスと洗練されたアレンジメントは、多くの音楽ファンを魅了し続けています。また、プロデューサーとしても、アーティストの個性を最大限に引き出す手腕が高く評価されています。

もう一度検索