山田英寿

山田 英寿

北海道石狩郡当別町に生まれ、1956年3月29日に誕生した山田英寿氏は、フリーアナウンサーとして知られています。長きにわたり北海道文化放送（UHB）のアナウンサーを務め、その後は同社の報道制作局報道部で担当部長を歴任しました。北海道の視聴者にとって、テレビを通じて身近な存在であり続け、報道、情報、スポーツなど幅広い分野で活躍を見せました。

北海道文化放送でのキャリア

UHBに入社した山田氏は、多岐にわたる番組でアナウンサーとしてのキャリアを築きました。その活動は、硬派なニュースから生活情報、そしてスポーツ実況に至るまで、非常に幅広いものでした。

主な担当番組

山田氏が携わった代表的なテレビ番組には以下のようなものがあります。

TVポテトジャーナル（1989年10月 - 1993年3月）:
この期間、北海道内の出来事を深く掘り下げて伝える情報番組を担当しました。地域に根ざしたニュースや話題を取り上げ、視聴者に分かりやすく解説する役割を担いました。

スーパータイムHOKKAIDO（1994年4月 - 1996年3月）:
夕方のニュース番組として、その日の重要な出来事を迅速かつ正確に伝えました。FNNの夕方ニュース枠に続き、北海道の最新情報を届け、報道アナウンサーとしての手腕を発揮しました。

めざまし北海道 おはよう!山田です（2004年10月4日 - 2009年3月27日）:
山田氏の名前を冠したこの番組は、北海道の朝の情報番組として多くの視聴者に親しまれました。天気、ニュース、交通情報、そして様々な生活に役立つ情報を、親しみやすい語り口で伝え、視聴者の明るい一日のスタートをサポートしました。

早おき!てれび めざまし北海道（2009年4月 - 2014年3月）:
前番組の流れを引き継ぎ、引き続き朝の情報番組を担当しました。この期間は特に月曜日から水曜日を担当し、週の始まりにおける北海道のニュースや話題を提供しました。早朝からの放送で、多忙な視聴者に向けて分かりやすい情報提供を心がけました。

ゆうゆう金曜日（2009年4月 - 2011年3月）:
金曜日の情報・バラエティ番組に携わり、特に「うたスキ♪コーナー」を担当しました。情報番組とは異なる、よりエンターテイメント性の高い側面も見せました。

FNNスピーク（ローカル枠を不定期）:
フジテレビ系列の昼のニュース番組「FNNスピーク」の北海道ローカルニュース枠で、不定期ながらもニュースを伝えていました。正確な情報伝達が求められる場面で、その経験が生かされました。

UHBニュース:
UHBが編成するローカルニュース番組全般において、随時ニュースキャスターやリポーターとして出演し、北海道の最新情勢を伝えました。

競馬実況における功績

山田氏は、スポーツ実況、特に競馬中継において顕著な実績を残しています。北海道で開催される主要な中央競馬のレースで、数々の名実況を生み出しました。

札幌記念:
1984年、1985年、1986年、そして1988年にこの重賞レースの実況を担当しました。夏の札幌競馬場で行われるこのレースは、有力馬が集うことで注目度が高く、レースの展開を熱く、そして正確に伝えました。

* 函館記念:
1984年、1986年、1987年には、函館競馬場の夏の風物詩である函館記念の実況を担当。波乱含みのレース展開が多いこの競走を、臨場感あふれる語り口で視聴者に届けました。

これらの実況は、多くの競馬ファンにとって記憶に残るものとなっています。

報道制作局担当部長への就任

アナウンサーとして現場で活躍するだけでなく、組織運営にも関与しました。2014年4月からは、北海道文化放送の報道制作局報道部にて担当部長に就任しました。長年の報道経験を活かし、ニュース番組の制作方針決定や部門の管理運営に携わりました。

現在の活動

北海道文化放送を離れた後、山田英寿氏はフリーアナウンサーとして新たな一歩を踏み出しました。これまでの豊富な経験と培ってきたスキルを活かし、今後も様々な媒体や分野での活躍が期待されます。北海道に深く関わってきたアナウンサーとして、そのキャリアは現在も進行形です。

山田英寿氏は、朝の顔として親しまれた情報番組や、競馬実況における情熱的な声など、様々な形で北海道の視聴者に影響を与えてきました。アナウンサー、そして報道部門の責任者として、常に「伝える」という役割を真摯に果たしてきた人物です。

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