山野太一

山野 太一選手の紹介

概要

山野 太一（やまの たいち、1999年3月24日生まれ）は、山口県山口市（旧・小郡町）出身のプロ野球選手で、現在東京ヤクルトスワローズに所属する左投げ左打ちの投手です。

成長の軌跡

プロ入り前

山野選手は小学1年生の頃、地元の小郡少年野球団に加入し、野球を始めました。中学校は高川学園中学校に進み、高川学園リトルシニアでの活動を通じて少しずつ成長していきました。しかし、当時は同年代に比べて体が小さく、投手を志望しながらもセンターを守っていました。高校は高川学園に進むと、身長は1年生の160cmから3年生で170cmに成長。エースとして3年夏の山口県大会では優勝し、創部初の甲子園出場を果たしました。

初戦では履正社高校と対戦し、敗退。対戦相手の寺島成輝選手との実力差を痛感し、今後の成長への意欲をかき立てられました。寺島選手がヤクルトにドラフト1位で入団したこともあり、山野選手もプロの道を目指すようになりました。

大学時代

東北福祉大学に進学後、山野選手は1年目から先発として起用され、仙台六大学リーグでの成績は素晴らしく、新人賞を受賞しました。しかし、1年秋には左肩を痛め、出場機会は限られました。その後、2年秋は成績が振るわずも、3年春には5試合に登板し、5勝、51奪三振、防御率0.00を記録。チームに3季連続優勝をもたらし、リーグMVPや最優秀投手賞などの栄冠も手にしました。

大学時代の同級生には元山飛優選手、先輩には津森宥紀選手がいますが、彼らと共に成長を遂げました。指導を受けた監督は大塚光二氏です。

プロ入り

2020年10月26日に開催されたプロ野球ドラフトでヤクルトから2位指名を受け、2021年11月24日に契約金7000万円、年俸1100万円で契約。背番号は21に決定しました。

ヤクルトでのキャリア

2021年シーズンはプロ初先発となったものの、結果は厳しく、コンディション不良でシーズンを通して一軍登板はありませんでした。2022年も一軍での出場はなく、シーズン終了後、育成再契約を前提とした戦力外通告を受け、育成選手として再契約しました。

2023年には、イースタン・リーグでまずまずの結果を残し、7月14日に支配下登録を果たしました。8月1日の巨人戦では852日ぶりの一軍登板を果たし、7回を無失点に抑えプロ初勝利を挙げるなど、着実に成長を見せています。

プレースタイル

山野選手の投球スタイルは、リズムの取れたフォームから繰り出される最速150km/hの直球や、スライダーなど多彩な変化球によって相手打者を翻弄します。大学では70回連続無失点を達成し、リーグ全体で22勝0敗の印象的な成績を残しました。

愛称とパーソナリティ

愛称は「山ちゃん」。温和で親しみやすい性格であり、ファンからも愛されています。今後の活躍にも期待が寄せられる選手です。

最後に

山野太一選手は、これまでの成長過程を経て、プロ野球選手としての地位を確立しつつあります。今後のさらなる成長と活躍が楽しみです。

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