山門町 (名古屋市)

山門町（さんもんちょう）

山門町は、愛知県名古屋市千種区に位置する地名です。具体的には、千種区の中央部に位置し、山門町1丁目と山門町2丁目から構成されています。この地域は住居表示が未実施であり、昔ながらの地名が今も息づいています。

地理

山門町は、名古屋市千種区の中央に位置し、以下の町と隣接しています。

西：西山元町、堀割町
南：覚王山通、末盛通
北から北東：法王町
南東：月見坂町

歴史

地名の由来は、この地が覚王山日泰寺の山門の南に位置することに由来します。覚王山日泰寺は、タイ王国から寄贈された仏舎利を安置するために建立された寺院であり、地域住民にとって心のよりどころとなっています。

沿革

1945年（昭和20年）9月20日 - 千種区田代町の一部が分離し、山門町として成立しました。
1976年（昭和51年）1月10日 - 町内の料亭「松楓閣」において、山口誓子の句碑が除幕されました。山口誓子は、昭和時代に活躍した俳人で、自然や人生を詠んだ句で知られています。

世帯数と人口

2019年（平成31年）1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

(省略)

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は以下の通りです。

(省略)

学区

市立小・中学校に通う場合、学校は以下の通りとなります。また、公立高等学校に通う場合の学区も定められています。

(省略)

施設

山門町には、地域住民の生活を支える様々な施設があります。

愛知県警察千種警察署田代北交番：地域の安全を守る役割を担っています。
覚王山アパート：木造2階建てのアパートで、空き家となっていたものを覚王山商店街振興組合が再利用しました。120平方メートルの建物内に8店舗が出店し、若手芸術家らが作品の制作・展示・販売などを行っており、新たな文化の発信地となっています。
松楓閣：歴史ある料亭で、地域の会合や宴会などに利用されています。
千体地蔵堂：地域住民の信仰を集めるお堂です。
歳覺寺

山門町は、歴史的な背景を持ちながらも、新しい文化が生まれる地域でもあります。覚王山アパートのように、若手芸術家が集まる場所があることは、この地域の未来に希望を与えてくれます。今後も、山門町がどのように発展していくのか、注目されるところです。

もう一度検索