山陽小野田市立サッカー交流公園

山陽小野田市立サッカー交流公園について

山陽小野田市立サッカー交流公園は、山口県山陽小野田市にあり、地域のサッカー振興を目的とした専用の球技場です。この施設は、2006年に開場し、もともとは山口県が整備した「山口県立おのだサッカー交流公園」としてスタートしました。運営は、初めのうちは指定管理者の一部事務組合として山陽小野田市、宇部市、美祢市が協力して行われていましたが、2021年4月1日より山陽小野田市が主体的に運営を担うことになり、現在の名称に変更されました。

施設の概要

この公園は、山陽小野田市にある東沖ファクトリーパークの一角に位置し、開館当初から「スポーツ交流まちづくり拠点施設」として認定されています。これは、山口県が斬新なスポーツ交流の地域を創造するために設けたもので、地域の振興に貢献しています。

特に、サッカー専用の天然芝グラウンドは、Jリーグのレノファ山口FCが主に練習場として利用しており、過去には中国サッカーリーグ時代にも利用されました。レノファにとって、この施設は非常に重要な活動拠点となっています。2016年には、山口県が公園内に新たなクラブハウスを整備し、レノファに優先利用されるグラウンドを提供することを発表。その結果、公園はレノファの主要な練習場として位置づけられることとなりました。

大規模なイベントの開催

また、山陽小野田市立サッカー交流公園は、2011年に開催された第66回国民体育大会や第11回全国障害者スポーツ大会のサッカー競技の会場としても利用されました。このように、地域のイベントの舞台としても非常に活動しており、FC宇部ヤーマンが中国サッカーリーグ時代のホームスタジアムとしても使っていました。

運営と命名権の移管

2021年には、山口県から山陽小野田市への運営移管が決定しました。この時、施設の老朽化した設備の改修が県によって行われる条件で、移管がスムーズに実施されました。また、市は施設命名権を公募し、近隣の商業施設「おのだサンパーク」を運営する会社が命名権を取得し、2021年6月1日から「おのサン サッカーパーク」という名称が使われています。契約は2025年までの約4年の期間で結ばれており、毎年155万円の契約額となっています。

具体的な施設内容

公園内には、120m×80mの天然芝フィールドがあり、1面のピッチが利用可能です。観客席はなく、芝生の広場として開放されています。また、多目的スポーツ広場には105m×68mの人工芝グラウンドが2面完備されており、こちらも観客席はありません。もともと土のグラウンドであった場所は、2010年にロングパイル人工芝のグラウンドへと改修され、日本サッカー協会からも公認を受けました。ただし、現在はその公認は継続されていません。

さらに、交流施設や管理棟も整備されており、シャワーや更衣室、会議室などの機能が備わっています。そして、山陽小野田市が整備したスポーツ交流施設には、レノファ山口FCが利用できるクラブハウスも設けられています。

アクセス情報

アクセスも良好で、JR小野田線の南中川駅からは徒歩で15分、JR山陽本線の小野田駅からはタクシーで約8分、またJR山陽新幹線の厚狭駅からはタクシーで20分程度で到着します。加えて、大型商業施設「おのだサンパーク」に隣接しているため、バス路線を利用してのアクセスも便利です。これらの利便性により、多くの人々がこの公園を訪れることができる環境が整っています。

山陽小野田市立サッカー交流公園は、地域スポーツの拠点として、今後も町づくりや交流促進に貢献し続けることでしょう。

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