岐阜県百年公園

岐阜県百年公園

岐阜県百年公園（ぎふけんひゃくねんこうえん）は、岐阜県関市に位置する広大な県営都市公園です。「百年公園」の通称でも親しまれています。この公園は、岐阜県が置県100周年を迎えたことを記念する事業として1971年（昭和46年）に計画が始まり、1975年（昭和50年）に開園しました。およそ100ヘクタールにも及ぶ敷地は、日本の里山を模した造りとなっており、豊かな自然環境を活かした多様な施設が整備されています。

公園の敷地内には、岐阜県の自然、歴史、文化に関する資料を収集・展示する岐阜県博物館が併設されています。博物館のほかにも、来園者が休憩できるレストハウスが設けられています。

自然に囲まれた園内は、植物の種類が非常に豊富です。特に、菖蒲園、紅葉園、花木園、香木園といったように、特定の植物を鑑賞できるエリアが設けられています。これにより、四季折々に異なる美しい景観を楽しむことができます。中でも、初夏に咲き誇る色とりどりの菖蒲や、秋に山々を彩る鮮やかな紅葉は訪れる人々を魅了し、それぞれが名所として広く知られています。

レクリエーション施設も充実しており、幅広い年齢層が楽しめます。小さなお子様連れでも安心して遊べる芝生広場や、身体を動かせるトリム広場、そして周囲の景観を楽しめる展望広場など、子供向けの施設が整備されています。また、活動的なレジャーを楽しみたい方のために、全長約2.4キロメートルのサイクリングロードやテニスコートなども設けられており、健康づくりやスポーツ活動にも適しています。

この公園のユニークな施設の一つに、来園者が中に入って楽しめる、巨大な万華鏡が設置されています。内部から見る光と模様の変化は、他では味わえない特別な体験を提供してくれます。

利用料金について、公園の入園自体は無料です（ただし、岐阜県博物館など一部施設は別途入館料が必要です）。かつては有料だった駐車場も、2015年（平成27年）4月1日からは無料となり、より気軽に利用できるようになりました。公園の管理運営は、指定管理者制度に基づき、青協・吉村・昭和業務特別共同企業体によって行われています。

所在地

〒501-3941 岐阜県関市小屋名1966

アクセス

公共交通機関:
JR東海道本線・高山本線「岐阜駅」または名鉄名古屋本線・各務原線「名鉄岐阜駅」から、岐阜バス（岐阜関線 せき東山行きまたは岐阜医療科学大学行き、あるいは岐阜美濃線 中濃庁舎行き）に乗車。「小屋名」バス停で下車後、徒歩約15分です。
自動車:
東海北陸自動車道「関IC」から、公園北口駐車場までおよそ3km、南口駐車場までおよそ1.5kmの距離です。

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