岐阜県立各務原高等学校

岐阜県立各務原高等学校

岐阜県立各務原高等学校は、岐阜県各務原市に所在する公立高校であり、この地域初の普通科高校として1971年に設立されました。学校名は「かかみはらこうこう」と読みますが、地元では「かかみがはらこうこう」とも呼ばれています。創立当初から普通科、理数科、英語科を持ち合わせていましたが、2018年度からは普通科のみの募集となりました。

学校の特色

岐阜県内では、各務原高校が含まれる岐阜学区が2017年度の入試まで存在しました。この学区では、各務原市、岐阜市、羽島市などがエリアに含まれています。2006年度からは選抜クラスが導入され、授業内容も強化され、国公立大学及び名門私立大学への現役合格を視野に入れた教育が行われています。さらに、2017年度より特進クラスが設置され、さらなる進学指導が強化されました。

残念ながら、理数科・英語科の募集は2018年度から停止されました。理数科は設立当初から高い進学実績を誇っていましたが、近年は生徒数が減少し、存続が難しくなったためです。

沿革

1971年4月、岐阜県各務原市の那加中学校の敷地内に岐阜県立各務原高等学校が設立され、その後1972年に現在の場所へ移転し、校歌も完成しました。時間が経つにつれ、学校の国際性が高まり、1986年にはオーストラリアのケンモア高校と姉妹校提携を結び、2003年にはカナダのキャリハイ高校と提携を結びました。また、2017年には各務原市初のユネスコスクールに認定されるなど、国際交流にも力を入れています。

部活動

運動系

各務原高等学校の運動部では、特にサッカー部が注目されており、強豪校である岐阜工業高校を破るという快挙を達成し、全国高校サッカー選手権やインターハイでの出場経験が豊富です。最近では第94回全国高等学校サッカー選手権大会でベスト16に進出するなど、その実力を証明しています。さらに、硬式野球部も21世紀枠の候補として名を馳せ、2009年の岐阜大会では準優勝を果たしています。

文化系

文化系部活動でも、写真部と吹奏楽部が長年にわたり各種大会で上位入賞を果たしており、放送部も全国高校放送コンテストにおいてアナウンス部門やラジオ制作部門での経験があります。1990年代には漫画アニメ研究同好会も活動していました。

出身者

この学校の卒業生には、小井土正亮（元サッカー選手）、松田英樹（元サッカー選手）、伊藤伸久（岐阜放送アナウンサー）、篠田陽子（フリーアナウンサー）、高田明浩（将棋棋士）など、多才な人物が名を連ねています。

交通アクセス

岐阜県立各務原高等学校へのアクセスは便利で、「各務原高校前」バス停から徒歩約3分、名鉄各務原線の三柿野駅から徒歩約30分、自転車では約7分の立地にあります。また、JR高山本線の蘇原駅からも徒歩で約30分の距離です。これにより、多くの学生が通いやすい環境が整っています。

関連情報

岐阜県立各務原高等学校は、岐阜県内の主要な高校の一つであり、今後も地域に貢献しながら教育に力を入れていくことでしょう。

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