岐阜県立山県高等学校

岐阜県立山県高等学校の概要

岐阜県立山県高等学校（通称：やまこう）は、岐阜県山県市中洞に位置する公立の高等学校です。1952年に設立され、岐阜地区の最北にある学校として地域に根ざしてきました。令和元年度からは学年制から単位制に移行し、普通科では1年次に全生徒が共通の授業を受け、2年次からは普通、商業、福祉、工業の4つの類型に分かれて専門的な授業を受けるスタイルを採用しています。

教育方針

校訓「自主積極」に基づいて、真理と正義を尊重し、個々の価値観を大切にした教育が行われています。自由と責任を重んじ、心身共に健康であり、国際社会や地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

設置学科

• - 普通科: 四年制大学進学を視野に入れた学科。基本的な科目が中心。
• - 商業類型: 簿記やパソコンを用いた情報処理など、ビジネスの基礎を学ぶ。
• - 福祉類型: 保育や福祉、フードに関連した授業を行い、実践研究も重視。
• - 工業類型: 外部企業での実習を通じて、実務経験を積むことができる。

歴史的沿革

今に至るまでの学校の変遷は、1952年に岐阜市立長良高等学校山県分校として設立されたことから始まります。その後、1956年には県立移管が行われ、岐阜県立長良高等学校山県分校となりました。1967年には独立校として岐阜県立山県高等学校が誕生し、全日制普通科に移行しました。1988年からは情報コースが設けられ、さらなる教育の多様性が加わりましたが、2019年には普通科ビジネスが廃止され、単位制による教育に移行しました。

アクセスと学びの環境

アクセスは岐阜バス「山県高校前」バス停から徒歩1分という便利な立地です。校章には「山」の字がモチーフにされており、校訓「自主積極」を象徴しています。生徒たちが未来に向かって力強く成長することを願っています。

学校行事

学校ではさまざまな行事が行われており、特にスポーツ大会や学校祭（山高祭）が挙げられます。スポーツ大会では、男子はキックベースボール、女子はソフトバレーボールが行われ、毎年5月に開催されています。学校祭では、1年次生は展示、2・3年次生は展示やダンス、劇などのステージ発表を行います。さらに、地域社会とのつながりを大切にし、ボランティア活動にも積極的に参加しています。

部活動

運動系や文化系の部活動も盛んで、バレーボール部や吹奏楽部、科学研究部などが存在します。また、過去に存在した部活動もあり、時代に応じた変化が見受けられます。

進路状況

卒業生の約30%が進学しており、多くは県内の大学や専門学校に進む一方、地元企業での就職も選ばれています。進路指導には力が入れており、生徒の希望に沿った進学のサポートが行われています。

まとめ

岐阜県立山県高等学校は、地域に根ざした教育と多彩な学びを提供し、生徒たちが自立した社会人として成長することを目指しています。

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