岐阜県道・滋賀県道139号上石津多賀線

岐阜県道・滋賀県道139号上石津多賀線の概要

岐阜県道・滋賀県道139号上石津多賀線（以下、139号線）は、岐阜県大垣市上石津町下山から滋賀県犬上郡多賀町栗栖に至る11.9kmの県道です。139号線は、大垣市南部の国道365号線から分岐するY字路から始まり、鈴鹿山脈の北部を駆け抜ける自然豊かなエリアを通ります。

道路の特徴

139号線は、山あいの田園風景や森林のなかを縫うように走る道路です。岐阜県側では五僧峠の麓まで開通しており、滋賀県側は峠の頂上近くまで進んでいます。しかし、峠を越えての道は林道になっているため、特に滋賀県側の道は規格が変わらず、わかりにくい部分もあります。

岐阜県側の「森林管理道 時山多賀線」は2010年に開通したばかりの新しい道であり、利用者にとって利便性を提供しています。この道路は重機や特別車両の通行も可能ですが、一般車両でも通行できる部分が多く、特に注意が必要です。

自然と動植物

139号線周辺の林道は、霊仙山塊に接しており、ニホンザルやヤマビルなど多くの野生動物が住んでいます。これにより、道路を走行する際は動物に注意することが求められます。加えて、落石や倒木も多く見られ、特に滋賀県側では自動車の底をこする恐れもあるため、慎重な運転が根付いています。

注意事項

林道の大部分は携帯電話の圏外であり、立ち往生は絶対に避けるべきです。運転には一定の技術が要求され、特に冬期、12月から3月末は通行止めとなります。この期間中、岐阜県側は封鎖ゲートが設置されるため、事前のチェックが必要です。

利用者が通る地域

139号線を通ると、岐阜県大垣市や滋賀県犬上郡多賀町の美しい自然を楽しむことができます。沿線には津嶋神社や上石津時郵便局、大垣市立時小学校など、多くの文化的、歴史的な名所もあります。また、養老カントリークラブなどのレクリエーションスポットも周辺に点在しています。

道路の接続情報

139号線は、国道365号を接続し、林道権現谷線や鍋尻山登山道、さらに滋賀県道17号多賀醒井線ともつながっています。これにより、他の市町村や観光地へのアクセスもスムーズです。

このように、岐阜県道・滋賀県道139号上石津多賀線は自然環境に恵まれた道でありながら、運転には十分な注意が必要な路線であることをお伝えしました。安全運転を心がけ、美しい自然を楽しむドライブをお楽しみください。

もう一度検索