岐阜県道180号松原芋島線

岐阜県道180号松原芋島線

路線概要

「ぎふけんどうひゃくはちじゅうごうまつばらいもじません」と称されるこの一般県道は、岐阜県各務原市と岐阜県岐阜市を結んでいます。起点は各務原市川島松原町にあり、岐阜県道114号一宮各務原線と接続。終点は岐阜市芋島で、岐阜県道77号岐阜環状線および国道21号に接続しています。

通過自治体

本路線は、以下の自治体を通過します。
岐阜県
各務原市
羽島郡笠松町
岐南町
岐阜市

地理的特徴

路線の大きな特徴は、木曽川の本流と新境川（北派川）を渡ることです。また、岐阜県道93号川島三輪線との重複区間の一部、特に国営木曽三川公園かさだ広場付近から岐阜県道178号下中屋笠松線との交点にかけての区間は、河川敷の上に設けられた珍しい構造の道路となっています。この地域ならではの景観を楽しみながら走行できる区間です。

重複区間

本路線には、複数の重複区間が存在します。
岐阜県道93号川島三輪線: 各務原市川島笠田町の交差点から北へ進み、岐阜県道178号下中屋笠松線との交点に至るまで重複します。
岐阜県道178号下中屋笠松線: 羽島郡笠松町の米野地区で重複します。

通行止め区間

木曽川に架かる川島大橋の橋脚に異常（傾き）が発見されたため、現在、川島大橋を含む区間が通行止めとなっています。具体的には、2021年（令和3年）5月28日午後10時より、川島大橋南交差点から河川環境楽園東口交差点までの約700メートルが車両通行止めとなりました。2022年3月の時点では、川島大橋の撤去と新しい橋への架け替え工事が進められており、川島大橋の橋梁部分のみが通行止めとなっています。なお、歩行者および自転車での通行を希望される方のために、2022年8月26日より、川島大橋の下流約300メートル地点に臨時の仮橋が建設されました。これにより、歩行者や自転車はこの仮橋を利用して迂回通行することが可能となっています。

主な橋梁

川島大橋（木曽川本流）※現在通行止め区間
もぐり橋（新境川・北派川）
鉄砲橋（旧・鉄砲川）

主な接続道路

本路線は、以下の主要な道路と接続しています。
岐阜県道114号一宮各務原線（各務原市）
岐阜県道115号一宮川島線（各務原市）
岐阜県道93号川島三輪線（各務原市）
岐阜県道178号下中屋笠松線（羽島郡笠松町）
国道21号（岐阜市）
岐阜県道77号岐阜環状線（岐阜市）

沿線施設

沿道には、地域住民の生活を支える施設や、憩いの場などがあります。
川島市民サービスセンター
各務原市立川島小学校
川島会館
かさだ広場（国営木曽三川公園の一部）
物見神社

別名

この県道には、地域によって異なる別名があります。
川島ハナミズキ街道: 各務原市（旧川島町）内では、沿道にハナミズキが植えられていることから、このように呼ばれています。
* 旧国道21号: 終点付近の岐阜市芋島1丁目から2丁目の区間は、かつて国道21号線として利用されていた歴史を持ちます。

岐阜県道180号松原芋島線は、幹線道路や他の県道と接続しながら、各務原市と岐阜市を結ぶ重要な役割を担っています。河川敷を通る特徴的な区間や、現在進行中の川島大橋の架け替えなど、その地理や歴史、現状には様々な側面が見られます。地域に根ざした生活道路として、また特色ある景観を持つ路線として、今後も利用されていくことでしょう。

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