岐阜県道183号正木岐阜線

岐阜県道183号正木岐阜線

概要

岐阜県道183号正木岐阜線は、岐阜県南部に位置する羽島市と岐阜市を結ぶ一般県道です。羽島市正木町を起点とし、北へ向かって羽島郡笠松町を通過、最終的には岐阜市茜部地区の主要な交差点に至る、延長およそ6.9キロメートルの路線です。

この県道は、羽島市正木町新井にある正木町新井交差点からその旅を始めます。この交差点は、岐阜県と愛知県を結ぶ県道18号大垣一宮線と接続しています。起点からしばらくの間、路線は北へと延び、羽島市正木町須賀の区間までは、岐阜県道165号小熊正木線との重複区間となります。

重複区間を終えると、道路は羽島郡笠松町へと入ります。笠松町内では、木曽川の右岸堤防に沿うようにして北上する区間が見られます。その後、県道は岐阜市柳津町へ差し掛かります。柳津町に入ると、栄町西交差点付近で短いながらも岐阜県道154号笠松墨俣線との重複区間を経て、一度西へ進路を変えた後、再び北へと向きを変えます。

柳津町を抜けると、再び羽島郡笠松町のごく短い区間を通過し、すぐに岐阜市へと再突入します。岐阜市内に入ると、長良川の支流である境川を渡ります。境川を越えると、路線は終点へと近づき、国道21号など複数の主要国道が交差する岐阜市茜部菱野1丁目の茜部本郷交差点で、その役割を終えます。

路線データ

始点: 岐阜県羽島市正木町新井（正木町新井交差点：岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線交点）
終点: 岐阜県岐阜市茜部菱野1丁目（茜部本郷交差点：国道21号、国道22号、国道156号、国道157号、国道248号交点）
総延長: 約6.90km

重複区間

本路線には以下の重複区間が存在します。

岐阜県道165号小熊正木線：羽島市 正木町新井交差点から羽島市正木町須賀までの区間。
岐阜県道154号笠松墨俣線：岐阜市 栄町西交差点から岐阜市柳津町東塚までの区間。

地理

路線の途中では、境川（長良川の支流）を渡河します。また、周辺には雄大な木曽川が流れています。岐阜市柳津町内では、名古屋鉄道の竹鼻線と平面交差しています。

通過する自治体

岐阜県
羽島市
羽島郡笠松町
岐阜市
羽島郡笠松町
岐阜市
（注：笠松町と岐阜市を複数回通過します）

接続する主な道路

本路線は、以下の主要な道路と接続しています。

岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線（羽島市 正木町新井交差点）：路線の起点となる交差点。
岐阜県道165号小熊正木線（羽島市正木町須賀）：重複区間の終点。
岐阜県道193号大垣江南線（羽島市 正木町須賀交差点）：羽島市内で接続します。
岐阜県道14号岐阜稲沢線（岐阜市 栄町西交差点）：岐阜市柳津町内で接続します。
岐阜県道154号笠松墨俣線（岐阜市柳津町東塚）：重複区間の終点。
岐阜県道164号鶉笠松線（岐阜市境川3丁目）：立体交差により接続します。
国道21号（岐阜市 茜部本郷交差点）：路線の終点となる交差点で、岐阜市内の主要幹線。
国道22号（岐阜市 茜部本郷交差点）：終点交差点で接続。愛知県方面へ通じる主要道路。
国道156号（岐阜市 茜部本郷交差点）：終点交差点で接続。岐阜市内を南北に貫く。
国道157号（岐阜市 茜部本郷交差点）：終点交差点で接続。石川県金沢市までを結ぶ。
国道248号（岐阜市 茜部本郷交差点）：終点交差点で接続。愛知県蒲郡市までを結ぶ。

沿線施設・周辺

沿線および周辺には、以下のような施設や地理的な特徴が見られます。

濃尾大橋
羽島市立正木小学校
第一紡績岐阜工場
笠松町立松枝小学校
笠松幼稚園
岐阜市立茜部小学校
岐阜市中央卸売市場

また、本路線にはいくつかの別名があります。岐阜市内の一部区間は「岐阜街道」として知られ、羽島市内の一部区間は「御鮨街道」と呼ばれることがあります。

関連項目

岐阜県の県道一覧

本路線は、羽島市と岐阜市南部の間で、地域住民の日常生活や経済活動を支える重要な役割を果たしています。特に、終点である茜部本郷交差点は交通量が非常に多く、周辺地域の交通結節点としての重要性が高い区間です。

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