岐阜県道31号岐阜垂井線

岐阜県道31号岐阜垂井線

岐阜県道31号岐阜垂井線は、岐阜県岐阜市と不破郡垂井町を結ぶ重要な県道（主要地方道）です。この道路は、かつて現在の国道21号（岐大バイパス）が開通する以前、国道21号として指定されていた歴史を持ち、「岐垣国道」という名称でも知られていました。そのため、現在でも地元では親しみを込めて「旧国道」、「旧21号」、あるいは単に「旧道」と呼ばれることがあります。国道指定から外れた後も、岐阜市と西濃地域を結ぶ主要な幹線ルートとしての役割を担い続けています。

路線データ

本路線の具体的なデータは以下の通りです。

起点: 岐阜県岐阜市六条福寿町。「加納竜興町3」交差点にて、岐阜県道1号岐阜南濃線および岐阜県道151号岐阜羽島線と接続します。
終点: 岐阜県不破郡垂井町表佐東小柳。「綾戸口」交差点にて、国道21号と接続します。
実延長: 18.274km

歴史

岐阜垂井線が現在の主要地方道として位置づけられるまでの経緯は以下のようになります。

1993年（平成5年）5月11日: 建設省（現在の国土交通省）により、一般県道芋島六条線の一部区間および一般県道岐阜垂井線が、主要地方道「岐阜垂井線」として指定を受けました。
1994年（平成6年）4月1日: 岐阜県によって、主要地方道岐阜垂井線として正式に路線認定されました。この際、整理番号として「31」が付与されています。

路線状況

岐阜垂井線は、地域によって異なる愛称で呼ばれることがあります。岐阜市内では「岐阜西通り」として、また大垣市や垂井町では「美濃街道」や「吉例街道」といった歴史的な名称でも知られています。

路線の途中にはいくつかの重複区間が存在します。主な重複区間は以下の通りです（本線である岐阜垂井線が優先される区間もあります）。

岐阜県道151号岐阜羽島線（岐阜市内、「加納竜興町3」交差点から「加納梅田町」交差点）
岐阜県道23号北方多度線（大垣市内、長良大橋西詰から墨俣西交差点）
国道258号（大垣市内、「旭町」交差点から「禾森交差点」）
岐阜県道18号大垣一宮線（大垣市内、「禾森交差点」から「船町４」交差点）
岐阜県道214号養老赤坂線（大垣市内、中曽根町から長松町）

また、本路線には重要な河川を渡るための道路施設として、長良川に架かる長良大橋や、揖斐川に架かる揖斐大橋があります。

地理

岐阜垂井線は、起点の岐阜市から終点の垂井町に至るまでに、以下の自治体を通過します。

岐阜県
岐阜市
大垣市
安八郡安八町
大垣市
不破郡垂井町

複数の自治体を通過する中で、様々な主要道路や県道と交差しています。起点の「加納竜興町3」交差点での岐阜県道1号、151号との接続に始まり、岐阜市内では国道21号（六条交差点）、岐阜県道1号（西鶉1交差点）、164号、157号、173号、154号、153号などと交差・接続します。大垣市に入ると、長良大橋西詰で岐阜県道23号、163号、195号と接続し、さらに23号（墨俣西交差点）、219号、232号、261号、50号、国道258号、岐阜県道237号、18号、57号、225号、96号、50号、214号など、多数の幹線道路や県道と交わります。そして終点の「綾戸口」交差点で国道21号に接続して路線は終了します。

沿線には、生活関連施設や教育施設、商業施設などが点在しており、地域の日常的な交通を支えています。

岐阜加納西郵便局
六条南公園
岐阜県立華陽フロンティア高等学校
大垣市立墨俣小学校
大垣フォーラムホテル
アル・プラザ鶴見
奥の細道むすびの地記念館
大垣競輪場
太平洋工業本社
大垣市立静里小学校

など、多様な施設が見られます。

岐阜県道31号岐阜垂井線は、その歴史的背景と現在の役割から、岐阜県内の重要な交通路として機能しています。

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