岡っ引どぶ

岡っ引どぶ

『岡っ引どぶ』は、柴田錬三郎による時代小説を基にしたテレビの時代劇で、二つの主要なバージョンが存在します。1972年に放送された山崎努主演の版と、1981年から続く田中邦衛主演の時代劇スペシャル版です。

山崎努版

概要

この版の正式タイトルは『岡っ引どぶ どぶ野郎』で、1972年の1月から4月にかけて関西テレビが制作し、フジテレビ系列で放送されました。当初の日曜21:30からの放送枠は、別番組の開始に伴い21:30～22:00に変更されました。

登場人物

• - どぶ：山崎努
• - 町小路左門：田村正和
• - お仙：水野久美
• - 鼠小僧次郎吉：和田浩治

エピソード一覧

このシリーズは全18話で構成され、各話にはそれぞれのタイトルがあります。例えば、第1話は「どぶ野郎」、第2話は「獄門首に陽が昇る」、続いて「女郎格子に星が降る」など、様々な事件を描いています。

田中邦衛版

概要

1981年より放送されたこの版は、フジテレビの「時代劇スペシャル」枠で全6シリーズが制作されました。また、1991年には連続ドラマとして毎週水曜に放送され、当時の視聴者に愛されました。ただし、今のところ映像ソフトは発売されておらず、Amazon Prime Videoで時代劇スペシャル版の全6作を見ることができます。

キャスト

• - どぶ：田中邦衛
• - 町小路左門：平幹二朗
• - お仙：樹木希林
• - 鼠小僧次郎吉：地井武男

1991年のテレビシリーズ版

このシリーズでは、どぶは元武士出身の岡引で、堕落した生活を送っていますが、その正義感は強く、女性たちに好かれるキャラクターです。彼は二刀流を駆使した戦闘スタイルを持ち、さまざまな事件を解決する過程で彼自身の成長が描かれます。左門は盲目の与力で、どぶを事件の解決へと導く知恵者です。また、鼠小僧はどぶの盟友で、彼の行動を密かに助ける存在です。

まとめ

『岡っ引どぶ』は、どちらの版もそれぞれ特徴を持っています。キャラクターの個性やストーリーの進行は、視聴者を引きつける要素となっており、時代劇ファンにはぜひとも見逃せない作品です。なお、1972年版の主演の山崎努は、後に関西テレビ制作の『眠狂四郎』にも登場し、興味深いつながりを見せています。

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