岡山市民歌

岡山市民歌

「岡山市民歌」は、岡山県岡山市の2代目市歌です。作詞は佐藤末治、作曲は中田喜直が担当しました。

解説

岡山市が最初に制定した市歌は、1931年（昭和6年）の「岡山市歌」でした。作詞は守時高樹、作曲は岡野貞一が手掛けました。しかし、この楽曲は陸軍特別大演習を記念して制定されたものであったため、戦後は制定経緯が市当局から顧みられなくなり、公的行事での演奏が取りやめとなりました。

そのため、1959年（昭和34年）の市制70周年を記念して、歌詞を一般公募し、入選作に中田喜直が作曲を手掛けた2代目の「岡山市民歌」が1958年（昭和33年）4月に制定されました。初代の「岡山市歌」と同じくビクターレコードがレコード盤を製造しています。1979年（昭和54年）には市制90周年を記念して製作された愛唱歌「はばたく岡山」と「緑と水の街」と併せてソノシートが作られました。

2代目「岡山市民歌」は、周辺市町村の編入合併と政令指定都市への移行を経て現在も存続しています。しかし、市の公式サイトでは紹介されていません。岡山市に関連するその他の楽曲としては、政令指定都市移行後の2012年（平成24年）に市民愛唱歌として中西圭三プロデュースの「絆 -KIZUNA-」が作成されています。

岡山市へ編入された市町村では、西大寺市が「西大寺市民歌」を制定していました。

関連項目

岡山県の歌
岡山県の市町村歌一覧

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