岡山県立高梁城南高等学校

岡山県立高梁城南高等学校

岡山県立高梁城南高等学校は、岡山県高梁市原田北町に位置する県立の全日制高等学校です。定時制の岡山県高梁市立松山高等学校と校舎を共有しており、両校が連携しながら教育活動を展開しています。

概要

本校は、高梁工業高校、川上農業高校、成羽高校の3校が再編・統合される形で2004年に開校しました。旧高梁工業高校の校地を本校として使用しており、地域の産業と文化を担う人材育成を目指しています。

総合選択制

高梁城南高校では、生徒一人ひとりの進路希望や興味・関心に応じた学習を支援するため、総合選択制を導入しています。2年生では週6時間、3年生では週8時間の選択科目を設け、「専門を深める科目」「知識を広げる科目」「進学に必要な学力を養う科目」の中から自由に選択することができます。

学科

高梁城南高校には、以下の学科が設置されています。

電気科
デザイン科
環境科学科

過去には総合情報科も設置されていましたが、平成30年度に募集を停止しました。

沿革

[2004年]4月9日 - 開校。第1回入学式・開校記念式を挙行。
[2008年]4月1日 - 環境科学科を開設。生物科学科・人間科学科の募集を停止。
[2010年]3月1日 - 川上校地（生物科学科・人間科学科）を閉校。跡地には2012年から高梁市立川上中学校が移転。
[2018年] - 総合情報科の募集を停止。
[2019年]3月 - 次年度より全国募集（定員の10％）を実施することを発表。

旧高校の沿革

高梁城南高校は、以下の3つの高校の歴史を受け継いでいます。

高梁工業高校

[1948年]4月1日 - 県立高梁第2高等学校併設 松山校舎（農業科、木材工芸科、家庭科）設立
[1953年]4月1日 - 岡山県上房郡高梁町外6ケ町村高等学校組合立岡山県松山高等学校と改称
[1954年]5月1日 - 岡山県高梁市昭和町高等学校組合立岡山県松山高等学校と改称
[1966年]3月31日 - 県営に移管し県立高梁南高等学校と改称
[1968年]4月1日 - 県立高梁工業高等学校（電気科、工芸科、デザイン科）と改称
[1973年]4月1日 - 工芸科をインテリア科と科名変更
[2006年]3月1日 - 閉校し、校舎を高梁城南高校へ引き継ぐ

川上農業高校

[1946年]3月1日 - 私立手荘農林学院を開校
[1950年]4月1日 - 県立成羽高等学校手荘校舎に改称
[1955年]4月1日 - 全日制家庭課程併置
[1956年]1月1日 - 県立成羽高等学校川上校舎に改称
[1960年]4月1日 - 組合立弥高高等学校を吸収合併
[1966年]4月1日 - 県立川上農業高等学校となり、農業科と生活科を置く
[1992年]4月1日 - 農業科を生物工学科、生活科を生活科学科に学科改編
[2006年]3月1日 - 閉校し、校舎を高梁城南高校川上校地へ引き継ぐ

成羽高校

[1926年]4月10日 - 成羽町立岡山県成羽高等女学校（本科、実科）設立
[1930年]2月28日 - 岡山県成羽家政女学校（本科、専攻科）を併設
[1939年]4月1日 - 成羽家政女学校を廃止し補習科設置。県立に移管し県立成羽高等女学校と改称。
[1947年]4月1日 - 新制中学併設
[1948年]4月1日 - 県立成羽高等[学校]と改称。定時制校（弥高、宇治、田原、手荘）設置
[1952年]11月1日 - 弥高分校独立
[1954年]10月1日 - 宇治分校・田原分校独立
[1984年]4月1日 - 県立田原高等学校が成羽高等学校田原分校となる
[1985年]4月1日 - 田原分校閉校
[2006年]3月4日 - 閉校

最寄りの駅・バス停

高梁校地 - 備中高梁駅（JR西日本・伯備線）より徒歩5分
旧川上校地跡 - 備中高梁駅前の高梁バスセンターから備北バス地頭行き約40分、「領家古川」下車

著名な卒業生

土田康彦（ヴェネツィアンガラス作家）【成羽高等学校卒】
難波奨二（参議院議員）【成羽高等学校卒】
三村晃功（京都光華女子大学学長・名誉教授）【成羽高等学校卒】

関連項目

岡山県高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (岡山県)
高等女学校

外部リンク

岡山県立高梁城南高等学校
旧川上校地 （アーカイブ）
岡山県立高梁城南高等学校 (@jonanhschool) - X（旧Twitter）
* 岡山県立高梁城南高等学校 (@t.jonanfhj) - Instagram

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