岡山県道411号垂水追分線

岡山県道411号垂水追分線

岡山県道411号垂水追分線は、岡山県真庭市内に位置する一般県道です。市域を東西に結び、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、真庭市の落合垂水地区から上河内地区を結んでいます。そのルートは、中国自動車道やJR姫新線と並行しており、これらの主要な交通網を補完する役割を果たしています。沿線には美作落合駅や美作追分駅があり、鉄道とのアクセスも良好です。

また、岡山県中部の拠点都市である高梁市と、岡山県北部の人口最大都市である津山市を結ぶ役割も担っており、地域間の連携を強化する上でも重要な路線となっています。

ただし、向津矢（中国自動車道向津矢橋付近）から上河内（終点）までの区間には、中央線がない狭隘な道幅の区間が存在します。そのため、路線バスを除く大型車両の通行が禁止されています。この区間の交通の円滑化を図るため、バイパスの建設工事が進められており、2023年度（令和5年度）の開通が予定されています。

路線データ

起点：岡山県真庭市落合垂水（国道313号交点）
終点：岡山県真庭市上河内（国道181号交点）
実延長：9.9 km

歴史

この県道のルーツは、出雲街道の美作追分から備中松山へ至る津山備中松山往来（備中往来）という旧街道にあります。かつては、岡山県道高梁久米線（主要地方道）の一部でしたが、その大部分が国道313号に昇格したことに伴い、主要地方道の指定が廃止され、県道網の再編により現在の路線となりました。

年表

1954年（昭和29年）1月20日：建設省（現・国土交通省）が主要地方道高梁久米線を指定。
1970年（昭和45年）4月1日：岡山県道高梁久米線のうち、高梁市 - 真庭郡落合町垂水（当時）が国道313号に昇格。
1972年（昭和47年）3月21日：岡山県告示第263号により岡山県道411号垂水追分線として認定、岡山県告示第264号により岡山県道高梁久米線を廃止。
2014年（平成26年）9月2日：起点部で接続していた岡山県道30号落合建部線の道路区域が変更。

路線状況

道路施設

橋梁

落合大橋：延長258 m、幅員12.0 m。旭川に架かり、真庭市垂水 - 真庭市西原を結びます。

並行する旧街道

津山備中松山往来（備中往来）

地理

通過する自治体

岡山県
真庭市

交差する道路

国道313号
国道181号

交差する鉄道

姫新線

沿線

JR西日本姫新線
美作落合駅
美作追分駅
美作市立河内小学校

脚注

参考文献

落合町史編集委員会『落合町史』 通史編、真庭郡落合町役場、2004年3月31日。

関連項目

岡山県の県道一覧

外部リンク

岡山県庁
岡山県公報
* おかやま全県統合型GIS

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