岡山県道452号小原船頭線

岡山県道452号小原船頭線

岡山県道452号小原船頭線は、中国地方に位置する岡山県津山市内を走る一般県道です。この路線は、津山市北東部にある小原地区を起点とし、市の中心市街地である船頭町を終点とする、総延長5.4キロメートル、実延長3.5キロメートルの道路です。

路線の概要

本路線は、津山市小原において岡山県道68号津山加茂線と接続する地点を起点としています。終点は津山市船頭町に位置する船頭町交差点で、ここでは交通量の多い国道53号と交差し、さらに岡山県道394号大篠津山停車場線とも結ばれています。市街地を通過する特性上、市民生活に密接に関わる経路として利用されています。

沿革

岡山県道452号小原船頭線は、1973年（昭和48年）3月20日に岡山県告示第326号によって正式に一般県道として認定されました。以来、半世紀以上にわたり、地域の交通インフラの一部を形成しています。

路線状況

本路線の一部には、他の県道との重複区間が存在します。津山市林田から終点の船頭町交差点までの区間は、岡山県道394号大篠津山停車場線と経路を共有しています。この区間では、両県道の標識が併設されている場合が多く見られます。また、沿線の河川を渡るための橋梁がいくつか設置されており、主要なものとして、宮川を渡る弥生橋（単独区間内）、同じく宮川に架かる城北橋（重複区間内）、そして御北川を渡る御北橋（重複区間内）などがあります。これらの構造物は、円滑な交通を維持するために重要な役割を果たしています。

地理

通過する自治体

岡山県道452号小原船頭線は、全線にわたって岡山県津山市内のみを通過します。

交差する道路

岡山県道68号津山加茂線（起点：津山市小原）
国道53号（終点：津山市船頭町・船頭町交差点）
岡山県道394号大篠津山停車場線（重複および終点：津山市林田 - 船頭町・船頭町交差点）

沿線の主要施設

この県道の沿線やその近隣には、津山市の中枢を担う様々な施設が集積しています。教育機関としては、国立津山工業高等専門学校、美作大学・美作大学短期部、岡山県立津山工業高等学校、岡山県立津山商業高等学校、岡山県立津山中学校・高等学校、岡山県美作高等学校などがあり、多くの学生や教職員の通学路として利用されています。行政機関では、津山市役所、岡山県美作県民局、津山警察署などが近くに位置し、市民サービスの拠点へのアクセスを支えています。また、スポーツや文化活動の拠点となる施設も多く、総合スポーツセンター（津山市営球場、岡山県津山陸上競技場）、津山総合体育館、津山文化センターなどが沿線にあります。商業・公共施設としては、アルネ津山や津山市立図書館が複合した施設も近く、利便性の高いエリアを形成しています。さらに、歴史的な名所や観光地もこの路線の近隣に点在しており、国の名勝である衆楽園や、春には多くの花見客で賑わう津山城跡（鶴山公園）へのアクセスにも利用されます。その他、津山科学教育博物館（つやま自然のふしぎ館）、津山歴史民俗館、津山郷土博物館といった地域の歴史や自然に触れることができる文化施設も沿線またはその周辺に位置しています。

このように、岡山県道452号小原船頭線は、津山市内の主要な教育、行政、文化、商業、観光施設を結びつける重要な生活道路およびアクセス路としての役割を担っています。

関連項目

岡山県の県道一覧

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