岡崎宏美

岡崎 宏美

岡崎宏美（おかざき ひろみ、1951年6月12日生まれ）は、日本の政治家であり、新社会党中央執行委員長を務めた人物です。彼女は兵庫県出身で、社会的な問題に鋭く切り込む姿勢が特徴的です。

来歴

岡崎は兵庫県立明石南高等学校を卒業し、その後、兵庫県職員労働組合に所属し、日本社会党に入党しました。彼女は、国鉄の民営化や連合の加盟に反対する立場を取り続けました。1990年に実施された第39回総選挙では、旧兵庫1区から無所属で立候補し、初めて当選を果たしました。その際、日本社会党からの公認を得ることはできず、自らの信念を貫く形での選挙戦が印象的です。

その後、岡崎は社会党の会派に加わりました。1993年の第40回総選挙でも無所属で立候補し、再選を果たしましたが、引き続き公認を得ることはありませんでした。1996年には、新社会党を結成し、岡崎を含む数名は社会党を離党しましたが、社会党から除名されるという出来事も経験しました。この間、彼女の政治的立場は明確であり、自身の信念に基づく活動を続けました。

新社会党に参加後も、彼女は様々な選挙での挑戦を続けました。1996年10月の第41回総選挙では、比例近畿ブロックの新社会党名簿第1位として立候補しましたが、惜しくも落選しました。以降も選挙や参議院選挙で落選を経験しますが、政治活動への情熱は失うことはありませんでした。2017年には、新社会党第22回定期全国大会で党中央執行委員長に選出され、その役割は続いています。

政歴

• - 1990年2月18日：第39回総選挙に旧兵庫1区から無所属で立候補し当選。
• - 1993年7月18日：第40回総選挙に再度無所属で立候補し当選。
• - 1996年1月1日：新社会党を結成し、副委員長に就任。
• - 1996年10月20日：第41回総選挙に出馬し、落選。
• - 1998年6月：ドキュメンタリー「国会に窓はない―土井たか子さんへの訣別宣言」を出版。
• - 2000年6月25日：第42回総選挙に兵庫3区から新社会党公認で立候補し、落選。
• - 2001年7月29日：第19回参議院議員通常選挙に比例区から新社会党公認で出馬し、落選。
• - 2017年4月23日：新社会党第22回定期全国大会で党中央執行委員長に選出。

岡崎は、過去に日本社会党中央総支部女性対策部長、新社会党副委員長などさまざまな役職を歴任しています。彼女の政治活動は、単に当選を果たすだけでなく、社会の変革を求める姿勢が求められるものでした。

政策・主張

岡崎は、選択的夫婦別姓制度の導入や婚外子に対する差別の撤廃について積極的に発言し、民法改正を支持しています。彼女は「女性差別撤廃条約も批准された。この中で女性の生き方を束縛する問題は迅速に解決するべきだ」と強調しています。

その他

選挙においては、「岡崎ひろみ」という名前が広く使用されていました。岡崎の政治的信念と行動は、今後の日本社会においても重要な影響をもたらすでしょう。

参考文献

• - 岡崎ひろみ著『国会に窓はない 土井たか子さんへの訣別宣言』教育史料出版会、1998年6月。

彼女の人物像や業績は、今後の政治や社会問題において注目され続けることでしょう。

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