岡崎市体育館

岡崎市体育館の概要

岡崎市体育館は愛知県岡崎市六名本町に位置し、公益財団法人岡崎市スポーツ協会によって運営されています。この体育館は地域のスポーツ活動を支える重要な施設であり、地域住民やアスリートたちに広く利用されています。

この体育館の歴史は1968年に遡ります。当初は岡崎スポーツガーデンの一部として流水プール兼スケートリンクがオープンし、続いてボウリング場も設立されました。しかし、施設の面積や駐車場の制限から、市民から新しい体育館の設立が強く求められるようになりました。

1969年から始まった南部土地区画整理事業の中で、約13,100平方メートルの用地が確保されました。この土地に、1975年9月1日にソフトボール場2面とサッカー場1面を含む六名公園運動場が整備され、岡崎市体育館はその公園内に1976年6月30日に完成しました。市制60周年の日である7月1日には、その完成式が華やかに執り行われました。

また、1992年には岡崎市民駅伝競走大会の起終点としても利用されていましたが、次第に駅伝大会の起終点は岡崎中央総合公園へと移転されました。さらに、2017年には日本下水道事業団と協力し、体育館南側に新しい雨水ポンプ場を建設する基本合意を締結し、2022年度までの完成が見込まれています。

施設の特徴

岡崎市体育館の主な競技場は、2,523平方メートルの広さを誇り、2,544席の観覧席と3,800席の移動椅子を備えています。これは多様なスポーツイベントや公演に対応できる設計になっています。具体的には、バレーボール4面、バスケットボール3面、ハンドボール1面、バドミントン12面、卓球30台、テニス3面、体操競技1式が同時に利用可能です。

さらに、武道場も完備されており、柔道と剣道の両方に対応した182平方メートルのスペースがあります。トレーニング室にはランニングマシーンやエアロバイク、ウエイト器具など、多彩なトレーニング機材が揃っており、アスリートはもちろん一般の利用者にも利用されやすい環境が整っています。

会議室もあり、第一会議室は90人収容、第二会議室は30人収容可能です。これにより、スポーツイベントだけでなく、地域の会議やセミナーにも幅広く利用されています。

アクセス

岡崎市体育館へのアクセスは非常に便利です。名鉄名古屋本線の「東岡崎駅」からは、名鉄バスの北口バスターミナル4番から「JR岡崎駅方面」行きに乗車し、「岡崎警察署前」バス停で下車、その後徒歩約10分で到着します。また、JR東海道本線の「岡崎駅」からも東口より名鉄バスの「東岡崎駅」方面行きに乗り、「岡崎警察署前」バス停で下車し、徒歩で約10分の距離です。愛知環状鉄道の「六名駅」からも徒歩約10分でアクセス可能です。

利用時間と休館日

シンプルで明快な利用時間は、毎日午前9時から午後9時まで。休館日は毎週火曜日（祝日の場合は翌日の平日）、年末年始の12月29日から1月3日となっています。市民やスポーツ愛好者にとって、利用しやすい時間設定となっていることも特徴です。

このように、岡崎市体育館は地域に根ざしたスポーツ活動の中心地として、多くの人々に愛され続けています。

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