岡崎淳二

岡崎淳二（おかざき じゅんじ）

岡崎淳二は、1972年6月20日生まれの元社会人野球選手で、主要なポジションは左投げの投手です。彼は愛媛県で生まれ育ちました。高校時代には川越商高（現在の川越市立川越高校）に進学し、2年次には甲子園大会に出場しました。当時の彼は、夏の甲子園埼玉予選において2年連続で完璧な投球を見せる完全試合を達成したことで注目を浴びました。これにより、彼はその後の野球人生においても注目される存在となりました。

彼が進学した東洋大学では、1年先輩には関口伊織（日本通運から横浜ベイスターズ、そして大阪近鉄バファローズへ）、恩田寿之（新日鐵君津、かずさマジック）、同級生には銭場一浩（東芝）がいます。大学時代には、彼は大学選手権大会への出場を果たし、4年生の時にはリーグ戦で5勝をあげる実績を残しましたが、プロからのオファーはなく、鷺宮製作所に入社しました。

岡崎は、左のスリークォーター投法を用いており、スピードはそれほどではないものの、切れのある変化球を武器に成長しました。入社1年目の1995年には、彼の活躍によってチームを20年ぶりに都市対抗野球大会へと導く原動力となりました。小柄ながらも優れたスタミナを持ち、当初は先発完投型の投手として試合に出場し続けましたが、歳を重ねるごとに先発登板の際には6、7回で交代するケースが多くなりました。

特にクイックモーションの技術に秀でていた彼は、投球と牽制球の間の見極めが非常に難しく、この点でも相手打者を苦しめました。2005年には第76回都市対抗野球大会においてNTT東日本の補強選手として4強入りに貢献し、同年の社会人野球日本選手権大会では、自チームにおいて初勝利を収める活躍を見せました。他にも、秋には再び4強入りを果たしています。

2005年には都市対抗野球大会でNTT東日本の一員として、日本選手権では自身のチームの選手として勝ち投手となり、特に日本生命に対しては苦手意識があるとの噂が立つほどでした。しかし、2006年の第33回日本選手権では、立ち上がりからコントロールに苦しみ日本生命の打線に打たれてしまうという試合も経験しました。

彼は2011年シーズンをもって現役を引退。その後、2017年から社会人野球チームのコーチとして復帰し、2020年には監督の役割を担うことになりました。しかし、2022年シーズンを終えると監督職を退き、その後は社業に専念することとなります。

主な表彰

• - 第32回社会人野球日本選手権大会優秀選手（投手部門）　（2005年）
• - 第78回都市対抗野球大会優秀選手（投手部門）（2007年）

岡崎淳二の野球の足跡は、彼の情熱と努力の証であり、社会人野球界において記憶に残る選手の一人となりました。

もう一度検索