銭場一浩

銭場一浩（せんば かずひろ）は、1972年11月7日生まれ、埼玉県出身の元社会人野球選手であり、引退後はコーチも務めた人物です。主に投手として活躍しました。

経歴

伊奈学園総合高等学校時代には、3年生の時に選抜高等学校野球大会に出場を果たしました。1991年に東洋大学へ進学し、硬式野球部に所属。同学年には、後に鷺宮製作所で活躍する岡崎淳二がいました。大学入学後、すぐに公式戦のマウンドを任されると、1991年春のリーグ戦では3年生の和田孝志投手らとともにチームを牽引し、東都大学リーグ1部優勝の原動力となりました。この活躍により、MVPと最優秀投手賞を受賞。その後、一時的に停滞期を迎えますが、順調な成長を遂げました。リーグ通算成績は、50試合に登板し、15勝9敗、防御率2.29、175奪三振を記録しました。

大学卒業時にはプロからの誘いはなかったため、東芝に入社。ここでもすぐに公式戦のマウンドに上がり、1999年の第70回都市対抗野球大会では優勝を経験しました。2001年の第28回社会人野球日本選手権大会では、敢闘賞を受賞するなど、東芝の中心選手として活躍を続けました。銭場はサイドスローでありながら、常時145km/h前後の直球を投げ込み、さらに鋭いシンカーやスライダーも持ち合わせていました。チームの打線の援護がなく、惜しくも敗戦投手となる試合もありましたが、投手陣の軸としてチームからの信頼は厚いものでした。

東芝時代の主なチームメイトには、須田喜照、高橋尚成、清水直行、戸部浩、香月良太、平馬淳、坪井智哉などがいます。

2006年シーズンをもって、12年間の現役生活にピリオドを打ちました。引退後は2008年まで東芝のコーチを務めました。

日本代表キャリア

2002年には、第14回アジア大会に日本代表として出場しました。

主な表彰・タイトル

東都大学野球連盟 最優秀選手賞、最優秀投手賞（1991年春）
第50回JABA九州大会 最優秀選手賞（1996年）
* 第28回社会人野球日本選手権大会 敢闘賞（2001年)

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