岡林飛翔

岡林 飛翔（おかばやし つばさ）

岡林飛翔は、1999年8月9日に三重県松阪市で生まれた元プロ野球選手。ポジションは投手で、右投右打の選手。プロ入りしたのは広島東洋カープからの育成選手としてであり、若干の経歴は短命に終わったが、その間に多くの才能を示した逸材でもあった。彼の兄弟には、プロ野球選手の岡林勇希がいる。

経歴

岡林の野球人生は小学校4年生のときに始まり、松阪リトルでの活動からスタートした。続いて松阪市立久保中学校に進み、リトルリーグ全日本選手権では清宮幸太郎を擁する東京北砂リトルチームと対戦し、準優勝を果たした。その後、三重ゼッツベースボールクラブで全国大会への出場も経験する。

高校は三重県立菰野高等学校に進学し、ここでは1年の秋からベンチ入りを果たし、2年の秋からはレギュラーの左翼手としても活躍しつつ、投手としても力を発揮。3年生の夏には、津田学園高校との準決勝で敗北し、甲子園出場を逃してしまった。

2017年のプロ野球ドラフト会議では、広島東洋カープから育成選手として1巡目で指名され、支度金300万円と金額推定の年俸240万円で入団が決まった。

プロ入り後

プロ入り初年度の2018年には、ウエスタン・リーグでの登板はわずか1試合という厳しいスタートを切った。続く2019年シーズンでは、イップスの影響により思うようにプレーできず、二軍での出場すら果たせない状況に陥り、シーズン終了後の10月に戦力外通告を受け引退を決意した。

現役引退後

現役引退後、2020年3月には千葉ロッテマリーンズの元投手、島孝明と共に國學院大學のセカンドキャリア特別選考入試に合格。4月からはこの大学で教員免許を取得し、野球指導者としてのスキルを磨くことを目指している。

プレースタイル・人物

岡林は高校時代、最速151km/hの直球を記録し、カーブ、スライダー、フォークも使いこなす才能を持っていた。また、野手としても高校時代に通算で26本のホームランを記録し、特に3年の夏の三重大会では5試合で7安打、打率.368、4本塁打、10打点を挙げるなど、打撃面でもその潜在能力を発揮した。

特に左翼手としての守備力や、投手としての力強い球速は彼の特徴であり、両方のポジションでの活躍が期待された選手であったが、プロとしてのキャリアは短命に終わった。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 120（2018年 - 2019年）

関連項目

• - 三重県出身の人物一覧
• - 広島東洋カープの選手一覧
• - 兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク

• - 選手の各国通算成績
• - 岡林飛翔のX（旧Twitter）

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