岡田富美也

岡田富美也（おかだ ふみや）は、1921年生まれの日本の外交官、国際公務員です。千葉県出身で、成田中学校、第一高等学校文科甲類を経て、1948年に東京帝国大学法学部政治学科を卒業後、外務省に入省しました。

外務省では、1964年に外務大臣官房書記官、1966年に外務省国際連合局経済課長、1969年に外務省経済局国際貿易課長、1970年に外務省経済局外務参事官を歴任しました。その後、1971年には在アメリカ合衆国日本国大使館参事官、1972年には在インド日本国大使館参事官、1974年には外務大臣官房調査部外務参事官兼経済協力局、同年には在オーストラリア日本国大使館公使を務めました。

1976年には在トロント日本国総領事館総領事となり、1978年には駐ジョルダン（ヨルダン）特命全権大使に就任しました。1982年には第2代北海道派遣特命全権大使、1983年には駐ポルトガル特命全権大使を務め、同年に従五位勲五等双光旭日章を受章しました。

退官後は、国際機関である日本アセアンセンター事務局長や、太平洋経済協力会議日本委員会委員などの要職を歴任しました。1992年には、長年の功績が認められ、勲二等瑞宝章を受章しています。

岡田富美也は、その外交手腕と国際的な視野で、日本の外交に大きく貢献しました。また、国際公務員としても、国際社会の発展に尽力しました。著書には『中東のくにぐに』（誠文堂新光社、1957年）があります。

このように、岡田富美也は、外交官、国際公務員として、日本と国際社会の発展に大きく貢献した人物と言えるでしょう。

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