岡田有花
岡田有花（おかだ ゆか）は、1978年10月13日生まれのジャーナリスト、フリーライターです。兵庫県出身で、親和中学校・親和女子高等学校を経て京都大学教育学部を卒業しました。かつてはITmediaの記者として活躍し、「IT戦士」を自称していました。
大学卒業後、アメリカでのインターンシップを経験し、2003年7月に旧ZDNet Japan編集部の記者となりました。IT業界に身を置くにも関わらず、当初はUSBの意味すら理解していなかったというエピソードも残っています。しかし、入社直後からITの力で世の中を良くしたいという強い意志を持って仕事に取り組んでいました。
担当記事は、インターネットサービス、製品、規格、またはそれらを提供する企業や団体に関するものが多く、特に、はてな、ブログ、SNSなど、インターネット関連の分野に精通しています。また、取材対象を決める際は、「誰が使うか」を第一に考えることを大切にしており、「自分が書きたい」よりも「みんなが読みたいものを書きたい」というスタンスで記事を執筆しています。そのため、記事では、サービスがどのようにユーザーに利用され、それによって世界がどう変わるのかを深く掘り下げています。
入社当時は「ケータイの早打ち」が得意でしたが、2008年頃にはauの端末を利用しており、auの当時のサービスについて「守りに入って面白くなくなっている」と評していました。また、及川光博とKANのファンであることも公言しています。
テレビやラジオ出演も経験しており、2005年には日本テレビ系深夜番組『先端研』、2006年にはエフエム東京『Eyes on Japan』にYouTubeのコメンテーターとして出演しています。また、2007年にはNHK衛星第2の『ザ☆ネットスター!』に準レギュラーコメンテーターとして出演していました。2006年には、mixiの上場に関するニュースでコメントを求められるなど、IT業界の動向に詳しい人物として認知されていました。
2011年2月10日には、アイティメディア株式会社を退社することを表明し、その退職は記事になり、ニコニコ動画で引退記者会見を生中継したところ、2万人以上の視聴者を集めました。同年4月1日には株式会社ロケットスタート（現：株式会社nanapi）に入社し、ノウハウ共有サイト「nanapi」の編集業務に携わりました。2012年7月からは、フリー記者として古巣であるITmediaに寄稿を続けています。
岡田は、取材において、サービスを「誰が使うか」を最も重視します。サービスは人に使われて初めて意味を持つものであり、自分が書きたいことよりも読者が読みたいことを書く、というスタンスです。取材では、「どう思って作ったか」だけでなく、「どういうユーザーが集まって、それによって世界がどう変わるのか」に焦点を当てて取材を行っています。
2007年には、当時業界全体で注目されていた「セカンドライフ」について、「Second Life「不」人気、7つの理由」という記事を公開し、その冷静な分析が話題を呼びました。
特に有名なのが、2003年に掲載された「線上のメリークリスマス」をテーマにした記事です。クリスマスイブを独りで過ごす様子を記事にするという当時としては珍しい企画が多くの共感を呼び、人気を博しました。この企画は、2003年以降、毎年恒例となり、自身のクリスマスの過ごし方をユーモアたっぷりに記事にしています。2003年の反響を受け、本人をモデルにしたフィギュアが内蔵された「線上のメリークリスマスIV」が2004年に製造されましたが、売れ残って大量の不良在庫が発生したというエピソードも残っています。
記事内では顔出しをしないというポリシーを持っていましたが、2010年のクリスマスの記事では顔出しをしています。また、『ザ☆ネットスター』では顔出し出演をしていますが、「不細工って書かれるのが凄く嫌だから」という理由で、記事内での顔出しを避けていました。なお、2018年には既婚で、2歳の息子がいることを記事の中で明かしています。
以下は、過去に執筆されたクリスマスの記事のタイトルです。
2003年 やっぱりキミは来なかった 「線メリ」と過ごすひとりきりのXmas
2004年 今年もキミは来ないのね――聖夜にかけるIT戦士かく闘えり
2005年 1人のイブでもアツアツさ――「線メリ」と過ごす3度めのXmas
2006年 ITは孤独を救う!?――“2次元彼氏”と過ごすラブラブXmas
2007年 初音ミクも活用：1人のイブ、ITにすがりつく
2008年 今年は本当に1人じゃないぞ IT戦士の3Dクリスマス
2010年 イブが結婚記念日に!? IT戦士のクリスマス婚活
（2009年はITmedia記者の後輩である小笠原由依が、岡田に代わって記事を執筆しました。）
ITmediaでの活動の傍ら、「カニトピクルス」というサークル名で同人活動も行っています。主な作品には、焼き肉屋や焼き鳥屋のメニューを擬人化した「焼き肉焼き鳥恋物語」や、Twitterについて書かれた「カニトピクルスのTwitter本(仮)」などがあります。
ITmedia news 共著『ネットで人生、変わりましたか？』（ソフトバンククリエイティブ、2007年）
「著作権問題はカネ次第? Youtubeや2次創作を考える--他人の著作物を活用したクリエイティブな活動が広がるなかで…」（『出版ニュース』2007年8月中旬号）
「企業の活路(第80回)ヤフー 「10倍挑戦、5倍失敗、2倍成功」でスマホ市場を攻略せよ : 日本最大のネット企業が始めた「ワンピース経営」とは」（『プレジデント』2014年3月3日）
三十路ブログ - ブログ (2013年1月11日で更新終了)
yukatantanの日記 - ブログ (2013年1月11日～14日)
yukatantan's blog - ブログ (2013年1月11日～)
岡田有花 (yukatan1013) - Facebook
岡田有花/Web記者 (@yukatan) - X（旧Twitter）
岡田有花 - 個人 - Yahoo!ニュース
経歴
大学卒業後、アメリカでのインターンシップを経験し、2003年7月に旧ZDNet Japan編集部の記者となりました。IT業界に身を置くにも関わらず、当初はUSBの意味すら理解していなかったというエピソードも残っています。しかし、入社直後からITの力で世の中を良くしたいという強い意志を持って仕事に取り組んでいました。
担当記事は、インターネットサービス、製品、規格、またはそれらを提供する企業や団体に関するものが多く、特に、はてな、ブログ、SNSなど、インターネット関連の分野に精通しています。また、取材対象を決める際は、「誰が使うか」を第一に考えることを大切にしており、「自分が書きたい」よりも「みんなが読みたいものを書きたい」というスタンスで記事を執筆しています。そのため、記事では、サービスがどのようにユーザーに利用され、それによって世界がどう変わるのかを深く掘り下げています。
入社当時は「ケータイの早打ち」が得意でしたが、2008年頃にはauの端末を利用しており、auの当時のサービスについて「守りに入って面白くなくなっている」と評していました。また、及川光博とKANのファンであることも公言しています。
テレビやラジオ出演も経験しており、2005年には日本テレビ系深夜番組『先端研』、2006年にはエフエム東京『Eyes on Japan』にYouTubeのコメンテーターとして出演しています。また、2007年にはNHK衛星第2の『ザ☆ネットスター!』に準レギュラーコメンテーターとして出演していました。2006年には、mixiの上場に関するニュースでコメントを求められるなど、IT業界の動向に詳しい人物として認知されていました。
2011年2月10日には、アイティメディア株式会社を退社することを表明し、その退職は記事になり、ニコニコ動画で引退記者会見を生中継したところ、2万人以上の視聴者を集めました。同年4月1日には株式会社ロケットスタート（現：株式会社nanapi）に入社し、ノウハウ共有サイト「nanapi」の編集業務に携わりました。2012年7月からは、フリー記者として古巣であるITmediaに寄稿を続けています。
仕事への姿勢
岡田は、取材において、サービスを「誰が使うか」を最も重視します。サービスは人に使われて初めて意味を持つものであり、自分が書きたいことよりも読者が読みたいことを書く、というスタンスです。取材では、「どう思って作ったか」だけでなく、「どういうユーザーが集まって、それによって世界がどう変わるのか」に焦点を当てて取材を行っています。
2007年には、当時業界全体で注目されていた「セカンドライフ」について、「Second Life「不」人気、7つの理由」という記事を公開し、その冷静な分析が話題を呼びました。
「クリスマスの記事」
特に有名なのが、2003年に掲載された「線上のメリークリスマス」をテーマにした記事です。クリスマスイブを独りで過ごす様子を記事にするという当時としては珍しい企画が多くの共感を呼び、人気を博しました。この企画は、2003年以降、毎年恒例となり、自身のクリスマスの過ごし方をユーモアたっぷりに記事にしています。2003年の反響を受け、本人をモデルにしたフィギュアが内蔵された「線上のメリークリスマスIV」が2004年に製造されましたが、売れ残って大量の不良在庫が発生したというエピソードも残っています。
記事内では顔出しをしないというポリシーを持っていましたが、2010年のクリスマスの記事では顔出しをしています。また、『ザ☆ネットスター』では顔出し出演をしていますが、「不細工って書かれるのが凄く嫌だから」という理由で、記事内での顔出しを避けていました。なお、2018年には既婚で、2歳の息子がいることを記事の中で明かしています。
以下は、過去に執筆されたクリスマスの記事のタイトルです。
2003年 やっぱりキミは来なかった 「線メリ」と過ごすひとりきりのXmas
2004年 今年もキミは来ないのね――聖夜にかけるIT戦士かく闘えり
2005年 1人のイブでもアツアツさ――「線メリ」と過ごす3度めのXmas
2006年 ITは孤独を救う!?――“2次元彼氏”と過ごすラブラブXmas
2007年 初音ミクも活用：1人のイブ、ITにすがりつく
2008年 今年は本当に1人じゃないぞ IT戦士の3Dクリスマス
2010年 イブが結婚記念日に!? IT戦士のクリスマス婚活
（2009年はITmedia記者の後輩である小笠原由依が、岡田に代わって記事を執筆しました。）
同人活動
ITmediaでの活動の傍ら、「カニトピクルス」というサークル名で同人活動も行っています。主な作品には、焼き肉屋や焼き鳥屋のメニューを擬人化した「焼き肉焼き鳥恋物語」や、Twitterについて書かれた「カニトピクルスのTwitter本(仮)」などがあります。
著書・記事・論文
ITmedia news 共著『ネットで人生、変わりましたか？』（ソフトバンククリエイティブ、2007年）
「著作権問題はカネ次第? Youtubeや2次創作を考える--他人の著作物を活用したクリエイティブな活動が広がるなかで…」（『出版ニュース』2007年8月中旬号）
「企業の活路(第80回)ヤフー 「10倍挑戦、5倍失敗、2倍成功」でスマホ市場を攻略せよ : 日本最大のネット企業が始めた「ワンピース経営」とは」（『プレジデント』2014年3月3日）
外部リンク
三十路ブログ - ブログ (2013年1月11日で更新終了)
yukatantanの日記 - ブログ (2013年1月11日～14日)
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岡田有花/Web記者 (@yukatan) - X（旧Twitter）
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