岡部由紀子

岡部由紀子のプロフィール

岡部由紀子（おかべ ゆきこ）は、1963年1月1日生まれの日本の元フィギュアスケート選手です。茨城県出身の彼女は、女子シングルとペアスケーティングの両方で顕著な成果を上げました。引退後も、ISUジャッジやテクニカル・コントローラーとして活動し、フィギュアスケートの解説など多岐にわたる分野でその専門性を発揮しています。

経歴

岡部は1979年の秋に行われた全日本フリー選手権で、ウエスト・サイド物語をテーマにした演技を披露し、その演技の中には当時の日本女子選手としては珍しい三回転サルコウも取り入れました。この演技によって彼女は薬師蓉子や小林れい子、吉田万里子らの強豪を抑え、渡部絵美に次いで2位に入賞。その後シングル競技強化を目指し、コーチの都築章一郎の提案を受けて、男子シングル選手の無良隆志とペアを組みました。

ペア結成から2年目となる1979年の第48回全日本選手権では、ペアスケーティングで1位、また同じ年の世界選手権では12位に入るなど、着実に成績を残していきました。その後、彼女はアメリカのコロラドスプリングスへ渡り、カルロ・ファッシ夫妻に師事することになりますが、それに伴い無良とのペアを解消。1981年の第50回全日本選手権では、女子シングルで吉田万里子と加藤雅子に次いで3位に入りました。

引退後の活動

彼女はフィギュアスケート界でのキャリアを活かし、現在は「岡部由起子」として国内外で活動しています。国際スケート連盟（ISU）では、ジャッジやテクニカル・コントローラーとしてもその名を馳せており、特にフィギュアスケートの解説者としての存在感も際立っています。2016年には国際スケート連盟のフィギュアスケート男女・ペア部門の技術委員にも就任し、さらにその活動の幅を広げています。

主な戦績

岡部の主な戦績は以下の通りです。女子シングルにおいては優れた成績を収めており、ペア競技でも仲間と共に成功を収めました。これにより、彼女はフィギュアスケート界における重要な人物の一人となりました。

関連項目

• - 1976年から1991年の世界ジュニア選手権成績

参考文献

• - 日本のメダリストのコーチたち～都築章一郎編
• - 城田憲子「フィギュアの世界」コラム：スポーツ報知

外部リンク

• - 岡部由紀子 - X（旧Twitter）

岡部由紀子は、フィギュアスケートの世界で豊富な経験と知識を持つ存在であり、今後もその専門性を活かしてさらなる活躍が期待されています。

もう一度検索