岩井清

岩井 清：日本の牧師と聖書翻訳者

岩井清（いわい きよし）は、1933年に日本で生まれた牧師であり、特に新改訳聖書の『歴代誌』の翻訳で知られています。彼は日本のキリスト教界で重要な役割を果たし、多くの信者に影響を与えてきました。

経歴

岩井氏は東京府で生まれ、彼の少年時代は千葉県船橋市で過ごしました。1952年には徳島県立脇町高等学校を卒業し、その後、1957年に京都大学の教育学部を卒業しました。彼の教育歴はこれに留まらず、東京神学塾を経て1961年に聖書神学舎を卒業しました。この期間中、岩井氏は1959年から1960年にかけて、聖書同盟視察のためにオーストラリアに8ヵ月間滞在しました。

卒業後、彼は1961年に聖書同盟の主事として活動を開始しました。1962年には田中博子と結婚し、三男二女を授かりました。その後、平塚福音キリスト教会の副牧師を務め、1970年には同教会の牧師に就任しました。彼は教会の成長と教育にも寄与し、1983年に設立された活水聖書学院では教務主任としての職を担い、1986年には同学院の学院長に就任しました。

彼の活動はここで終わりません。1994年には、精神的な疲れや「燃え尽き症候群」を感じ、カナダのリージェント・カレッジに留学しました。1995年に平塚福音キリスト教会に帰任し、2008年には主任牧師を山口耕司に交代し、顧問牧師となりました。2012年には妻の博子が他界し、彼の人生に新たな変化が訪れました。2015年4月から2016年3月まで、飯田知久町教会で協力牧師を務め、2017年の7月から9月までの間はパリ・プロテスタント日本語キリスト教会の牧師も兼任しました。2020年3月には活水聖書学院長を辞任しましたが、理事及び教師としての役割は継続しています。現在も信仰と教育の分野で貢献し続けています。

著書

彼はまた著者としても知られ、多くの著書を執筆しています。主な著作には、『新聖書注解』や『実用聖書注解』、さらには『初めて祈る人に』や『神の友となる』などがあります。これらの作品は、いのちのことば社から出版されています。また、彼は「古時計の新しい授業・キリスト教」を文芸社から、いくつかの電子書籍も22世紀アートより出版しています。これらの書籍は、キリスト教の教義や信仰を広める手段として多くの人々に影響を与えています。

現在

岩井清は、様々な活動を通じて、信仰の普及や教育に尽力し続けています。彼の足跡は、日本のキリスト教界において深い影響を与え続けることでしょう。

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