岩手県交通紫波営業所

岩手県交通紫波営業所

岩手県交通紫波営業所は、岩手県紫波郡紫波町に位置する、岩手県交通の営業所の一つです。主に紫波地区の路線バスを管轄し、地域住民の交通手段を支える重要な役割を担っています。

概要

紫波営業所は、かつて大迫バスターミナルを管理下に置いていました。停留所名は長らく「日詰駅前」でしたが、2011年10月1日に日詰駅ロータリーへの乗り入れ開始に伴い、ロータリー内に新設された「日詰駅前」停留所と区別するため、旧停留所は「紫波営業所」に改称されました。

所在地は、岩手県紫波郡紫波町北日詰八反田58です。

沿革

具体的な沿革に関する詳細な記述は提供されていません。

所管路線

紫波営業所が管轄する路線は多岐にわたります。

盛岡駅発着路線について

2016年9月30日まで、盛岡駅を発着する路線は、盛岡バスセンター（初代）において、盛岡南高校線を除き、ななっく向かいではなく、構内3・4番乗り場を使用していました。しかし、2016年10月1日からは全便がななっく向かいからの発着に変更されました。2022年10月5日に開業した盛岡バスセンター（2代）発着便については、長岡線は1番乗り場、日詰線は2番乗り場から発車します。盛岡バスセンター止まりの便は、旧バスセンターと同様に構内で降車扱いを行います。日詰線と長岡線の盛岡駅前始発便は、従来通り13番乗り場（アレヴェール）から発着します。

主な路線

日詰線
601系統: 盛岡バスセンター - 仙北町 - 三本柳 - 矢巾口 - 岩手医大病院 - 古舘 - 日詰 - 日詰駅前
2016年9月30日の盛岡バスセンター閉鎖に伴い一時廃止されましたが、2022年10月1日に盛岡駅前発便の一部を盛岡バスセンター始発に変更して復活しました。2024年4月1日より、岩手医科大学附属病院への乗り入れを開始しました。
602系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 仙北町 - 三本柳 - 矢巾口 - 古舘 - 日詰 - 日詰駅前
2016年10月に一部便が矢幅駅前発着に変更され、北高田線に編入されました。
604系統: 盛岡駅 → 盛岡バスセンター → 仙北町 → 日赤前 → 三本柳 → 矢巾口 → 岩手医大病院 → 十日市 → 古舘 → 日詰 → 日詰駅前
2015年4月までは平日朝に日詰駅前発盛岡駅行きの便が、滝沢営業所車両で運行されていました。2019年9月24日より、盛岡駅発の一部便において岩手医科大学附属病院への乗り入れを開始しました。2024年4月1日より、盛岡駅発朝1本のみの運行となります。
605系統: 志和町 → 日詰駅前 → 日詰 → 古舘 → 十日市 → 矢巾口 → 三本柳 → 日赤前 → 仙北町 → 盛岡バスセンター → 盛岡駅
2019年12月9日より運行を開始し、平日のみ運行されます。
607系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 仙北町 - 三本柳 - 矢巾口 - 岩手医大病院 - 東徳田 - 古舘 - 日詰 - 日詰駅前
2024年4月1日より運行開始
606系統: 日詰駅前 → 日詰 → 古館 → 下土橋公民館 → 矢巾口 → 三本柳 → 仙北町 → 盛岡バスセンター → 盛岡駅（土橋経由）
平日のみ運行。
北高田線: 詳細は「岩手県交通矢巾営業所#北高田線」を参照してください。矢巾営業所との共管で、矢巾営業所発着便は矢巾営業所が所管します。
矢巾医大線: 岩手医大病院 - 医大矢巾キャンパス入口 - 矢幅郵便局 - 矢幅駅。2019年9月24日の改正より運行を開始し、平日のみ運行です。
長岡線
611系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 八幡宮前 - 附属特別支援学校前 - 都南営業所 - 乙部 - 長岡支所前 - 犬吠森 - 日詰 - 日詰駅前
612系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 八幡宮前 - 附属特別支援学校前 - 都南営業所 - 乙部 - 長岡支所前
613系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 八幡宮前 - 附属特別支援学校前 - 日赤前 - 都南営業所 - 乙部 - 長岡支所前 - 犬吠森 - 日詰 - 日詰駅前
614系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 八幡宮前 - 附属特別支援学校前 - 日赤前 - 都南営業所 - 乙部 - 長岡支所前
都南営業所所管路線は、都南営業所発着(404系統)。盛岡バスセンター発着便は2016年9月30日の盛岡バスセンター閉鎖に伴い一時廃止されましたが、2022年10月1日に盛岡駅前発便の一部を盛岡バスセンター始発に変更して復活しました。盛岡バスセンター発着便の系統番号は、盛岡駅前発着便と同様に611系統・612系統となります。2024年4月1日に盛岡赤十字病院への乗り入れを開始（日詰駅前発着が613系統、長岡支所発着が614系統）。
志和町線: 紫波営業所 → 日詰駅前 → 志和町（平日のみ運行）。2020年4月1日に開設。志和町発便は日詰線（605系統）として盛岡駅まで直通します。
犬渕線: 日詰駅前 - 赤石 - 犬渕（平日のみ運行）。
盛南ループ: 詳細は「岩手県交通矢巾営業所#盛南ループ」を参照。都南営業所（219系統のみ）・矢巾営業所との共管。2023年10月1日の運賃改定より、上限額が200円から250円へ引き上げられました。
イオンモール盛岡南線: 詳細は「岩手県交通矢巾営業所#イオンモール盛岡南線」を参照。土・日・休日の一部の便のみ担当し、基本的には間合い運用です。
桜台団地線: 詳細は「岩手県交通松園営業所#桜台団地線」を参照。平日の一部の便において、間合いで担当します。
太田線: 詳細は「岩手県交通都南営業所#太田線」を参照。
ゆいとぴあ東線: 盛岡駅 - 盛南大橋南 - 盛商前 - 向中野 - 向中野四丁目 - 向中野五丁目 - よぼういがく協会。都南営業所・矢巾営業所と共管です。
大迫石鳥谷線: 大迫中学校 - 大迫バスターミナル - 大迫地域診療センター - 亀ヶ森 - 新堀 - 宝陽病院 - 石鳥谷駅
大迫バスターミナル閉所に伴い、2018年12月30日の運行より当営業所の所管路線となりました。2019年1月4日の運行より大迫バスターミナル発着から大迫中学校発着に変更されました。

廃止路線

過去には以下の路線が運行されていましたが、現在は廃止されています。

下厨川線
415系統: 盛岡バスセンター - 大通三丁目 - 盛岡駅 - 舘坂橋 - 上堂 - 運動公園口 - 日本たばこ前 - 岩手牧場前
日詰線
603系統: 盛岡バスセンター - 仙北町 - 日赤前 - 三本柳 - 矢巾口 - 十日市 - 古舘 - 日詰 - 日詰駅前
2016年9月30日の盛岡バスセンター閉鎖に伴い一時廃止されましたが、2017年に盛岡駅前発便の一部を盛岡バスセンター始発に変更して復活しました。復活後は片道、かつ、平日のみの運行。2019年9月24日の改正に伴い廃止されましたが、2022年10月1日に盛岡駅前発便の一部を盛岡バスセンター始発に変更して復活。2024年4月1日の改正に伴い廃止されました。
618系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 仙北町 - 三本柳 - 矢巾口 - 古舘ニュータウン - 古舘 - 日詰 - 日詰駅前
2024年4月1日の改正に伴い廃止されました。
619系統: 盛岡バスセンター → 川久保 → 北高田 → 古館 → 日詰 → 日詰駅 → 志和町
長岡線
614系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 八幡宮前 - 都南営業所 - 乙部 - 長岡支所前 - 八掛 - 日詰 - 日詰駅前
2017年3月の改正から平日のみの運行となり、2017年12月1日に廃止されました。
永井廻り志和線
607系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 仙北町 - 津志田 - 都南バスターミナル - 飯岡駅前 - 飯岡駅口 - 煙山学校前 - 不動学校前 - 宮手 - 志和町 - 日詰駅前 - 紫波営業所
2011年10月1日から岩手飯岡駅構内に乗り入れ、2014年10月24日に廃止されました。
見前回り志和線
608系統: 盛岡駅 - 盛岡バスセンター - 仙北町 - 大沼 - 盛岡南高校前 - 矢幅駅西口 - 矢巾町体育館前 - 水分農協前 - ラ・フランス温泉館 - 志和町 - 日詰駅前 - 紫波営業所
2011年10月1日から矢幅駅西口に乗り入れ、2020年3月31日に廃止されました。
上田日詰線
618系統: 松園営業所 - 松園バスターミナル - 高松の池口 - 盛岡バスセンター - 川久保 - 北高田 - 古館 - 日詰 - 日詰駅
都南ゾーンバス
矢巾駅・乙部コース（乙部 - 不来方高等学校 - 矢幅駅 - 矢巾町役場）
太田線
615系統: 盛岡バスセンター - 盛岡駅 - 夕顔瀬橋 - 下川原 - 県立美術館前 - 先人記念館前
盛岡南高校線
610系統: 盛岡駅 → 盛岡バスセンター → 仙北町 → 大沼 → 盛岡南高校前
2019年9月24日に廃止されました。
太田本宮線
411系統: 盛岡バスセンター - 西仙北一丁目 - 盛商前 - 飯岡十文字 - 上えぞ森 - 中太田 - 下川原 - 盛岡駅 - 盛岡バスセンター
都南BT・イオンモール盛岡南線
521系統: 盛岡バスセンター - 啄木新婚の家口 - 盛岡駅西口 - 杜の道北 - イオンモール盛岡南 - 西仙北町 - 川久保 - 都南バスターミナル
土・日・休日のみの運行で、主に共管先の間合い運用を担当していました。

受託運行路線

かつては、紫波町コミュニティバス「すこやか号」の運行を受託していました。

紫波町コミュニティバス「すこやか号」
平成15年4月に複数の福祉目的バスを再編して誕生しました。紫波町が企画し、当所に運行業務を委託していましたが、2020年3月31日に運行を終了し、同年4月1日からデマンド型乗合バス「しわまる号」（ヒノヤタクシー受託）に移行しました。

まとめ

岩手県交通紫波営業所は、紫波町を中心とした地域における重要な交通拠点です。多様な路線網を維持し、地域住民の足として、日々の生活を支え続けています。

外部リンク

岩手県交通公式サイト、令和3年（2021年）10月1日現在、2022年1月27日閲覧'>岩手県交通 紫波営業所管内路線図

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