盛岡赤十字病院

盛岡赤十字病院の概要

盛岡赤十字病院は、岩手県盛岡市三本柳に設立された医療機関で、運営は日本赤十字社が行っています。この病院は、地域の健康と福祉を支える重要な施設として、開院から現在に至るまで、多くの医療サービスを提供してきました。

沿革

この病院の歴史は1919年4月に始まり、当初は日本赤十字社岩手支部病院として開院しました。開院当初から救護看護婦養成所が設置され、その後も看護教育の充実を図るために様々な改名称や組織変更が実施されてきました。

1938年には、戦時衛生業務に対応するために編入され、1939年には陸軍病院赤十字病院と改称されました。1943年には現在の名称である盛岡赤十字病院に変更され、その後も地域医療のニーズに応じて、診療体制や教育機関の充実に努めてきました。

1950年代に入ると、看護教育に力を入れ、盛岡赤十字看護学院及びその後の高等看護学院へと進化を遂げました。また、1987年には現在の場所に新築移転し、さらなる医療提供の拡充を目指しました。

2009年には緩和ケア病棟を開設し、2011年には地域周産期母子医療センター認定を受けるなど、地域医療支援の面でも大いに貢献しています。

診療科目

盛岡赤十字病院は、多様な診療科を設けており、以下の診療科が存在します：

• - 総合診療科
• - 消化器内科
• - 血液内科
• - 循環器内科
• - 脳神経内科
• - 呼吸器内科
• - 精神科
• - 小児科
• - 外科（小児外科、消化器外科含む）
• - 整形外科
• - 脳神経外科
• - 皮膚科
• - 泌尿器科
• - 産婦人科
• - 眼科
• - 耳鼻咽喉科
• - 放射線科
• - 麻酔科
• - ペインクリニック科
• - リハビリテーション科
• - 緩和ケア科

院内施設

施設面では、売店としてローソンが併設されており、訪れる患者やその家族のための食堂も完備されています。また、ATMコーナーもあり、利便性が考慮されています。

医療機関の指定

盛岡赤十字病院は、厚生労働省から臨床研修指定病院や救急告示病院など、数多くの医療関連の指定を受けています。また、災害時には基幹災害拠点病院としても機能し、地域の医療安全を支える役割を果たしています。

交通アクセス

アクセス方法については、盛岡駅東口から岩手県交通のバス路線を利用することができ、岩手飯岡駅からはタクシーで約5分という便利な立地にあります。

まとめ

盛岡赤十字病院は、地域に密着した医療機関としての役割と、看護教育を通じた現場力の向上を目指しています。長い歴史に裏打ちされた信頼性と充実した医療提供は、今後も患者と地域社会の健康を支えていくことでしょう。

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