岩手県立盛岡北高等学校

岩手県立盛岡北高等学校

概要

岩手県立盛岡北高等学校は、岩手県滝沢市に位置する県立の高等学校です。略称は「北高」または「盛北」として親しまれています。

設立の経緯

盛岡地域には普通科高校が少ないことから、1973年12月に設立が決定され、その後わずか4ヵ月という短期間で開校が実現しました。開校当初の学校では、校のロゴが印刷された文書がまだ未製作だったため、他校のロゴが入った書類が使用されるなど、急速な対応が求められました。

校名の由来

当初は盛岡第五高校という名称が考えられましたが、数字を冠することで学力レベルが暗黙のうちに決められてしまう懸念から、「北高」という名前が選ばれました。略称の呼び名の違いは、県内に多数存在する「北高」との識別のためです。

校訓

校訓は「師弟和熟」であり、これは夏目漱石の言葉を引用したものです。教育の重要性と、教育現場における教師と生徒の調和を重視しています。

教育目標

岩手県立盛岡北高等学校は、以下の教育目標を掲げています。
1. 学力向上と進路達成
2. 豊かな人間性と自律心の育成
3. 強靭な心と身体を養う

沿革

1973年に設立が認可され、1974年4月に正式に開校しました。その後も多くの進展があり、校章や校旗、校歌の制定、新校舎の完成など、学校は着実に成長を遂げてきました。さらに、文化部の合同練習場やセミナーハウスの完成、校舎の大規模改造工事なども行われ、2014年には創立40周年記念式典を迎えました。2019年度からは定員が200名となり、さらなる発展が期待されています。

基礎データ

• - 所在地: 岩手県滝沢市牧野林298-1
• - 通学区域: 岩手県滝沢市全域（盛岡学区）
• - アクセス: IGRいわて銀河鉄道厨川駅からタクシーで約15分。または、盛岡駅からバスでのアクセスも可能です。

校章

校章はデザイナー福田隆によってカシオペヤ座の形を基にデザインされました。

校歌

作詞は詩人の谷川俊太郎、作曲は湯浅譲二が手掛けています。谷川は創立30周年記念式典に参加し、生徒との詩の交流も行われました。

部活動

岩手県立盛岡北高等学校では多様な運動部や文化部が活動しており、陸上部、水泳部、吹奏楽部など、多岐にわたる競技や文化活動が行われています。特に写真部は数々のコンペティションで優勝経験があり、部活動は学校生活の重要な一部となっています。

高校関係者

卒業生の中には、フリーアナウンサーやプロスポーツ選手、作家など、様々な分野で活躍する人々がいます。

沖縄とも親しい関係を持つ盛岡北高校は、地域に根ざした学校として多方面に貢献しています。

もう一度検索