岩手県立盛岡工業高等学校

岩手県立盛岡工業高等学校

岩手県立盛岡工業高等学校（通称：盛工）は、岩手県盛岡市に位置する公立の工業高等学校で、1898年にその歴史をスタートしました。学校は「質実剛健」を校訓として掲げ、科学と創造性の育成を目指しています。入学志望者には多様な分野での技術教育を提供し、勤労精神や責任感の涵養にも力を入れています。

歴史の沿革

この学校は1897年に「岩手県実業学校」として設立認可され、翌年に開校しました。様々な時代の教育ニーズに応じて形を変えながらも、今までの116年の間に星の数ほどの卒業生を輩出しています。特に、国の重要文化財として認定された「菊花御紋章付平削盤」は、学校の象徴的な存在として知られています。

学校のカリキュラムは、元々は金工科と木工科からスタートし、時代とともに機械科や建築科などの学科が追加されてきました。1948年の学制改革により、現行の高等学校制度に移行し、初の新制高校「岩手県立盛岡工業高等学校」となりました。

校章と校歌

校章は、南部桐を模した桐紋と「高」の文字で構成されています。これには、厳しい寒風にも負けずに成長し続ける生徒たちへの期待が込められています。校歌は1928年に制定され、作詞は土井晩翠、作曲は山田耕筰によるもので、卒業生たちが歌い継いでいます。

交通アクセス

盛岡工業高校へのアクセスは、岩手県交通の路線バスが利用できます。最寄りのバス停は「盛岡工業高校前」で、盛岡駅からの便も豊富です。さらに、盛岡南ICから車で約10分と、アクセスの良さが特徴の一つです。

部活動の充実

部活動も盛んであり、特にラグビー部は全国大会での功績があり、2回の全国制覇を成し遂げています。アマチュアレスリングやウエイトリフティング、スケートなどの部活動もあり、生徒たちは様々な分野で才能を発揮しています。

以下は、活動が活発な運動部・文化部の一部です。

• - 運動部: 陸上競技部、硬式野球部、ラグビー部、レスリング部など。
• - 文化部: 吹奏楽部、茶華道部、化学部、写真部など。

著名な出身者

盛岡工業高等学校は多くの著名な卒業生を輩出しています。元プロ野球選手や、プロレスラー、ラグビー選手など、さまざまな分野で活躍する卒業生が多数在籍しています。これらの実績は、学校の強力な教育プログラムが育んだものです。

最後に

岩手県立盛岡工業高等学校は、歴史と伝統を持つ教育機関として、多くの学生に技術と知識を提供しています。学校外での活動も活発で、部活動を通じての成長や友情も大切にされています。これからも新たな時代に向けて、学生たちの未来を築き続けていくことでしょう。

もう一度検索