岩本裕 (報道記者)

岩本裕（いわもと ひろし）

岩本裕氏は、1965年4月17日生まれのジャーナリスト、放送人です。NHKの報道記者、解説委員として長年活躍し、現在は、いわき市民コミュニティ放送の取締役局長、日本臓器移植ネットワーク理事・広報委員長を務めています。

経歴

愛媛県出身で、愛光高等学校、早稲田大学法学部を卒業後、1988年にNHKに記者として入局しました。同期には、アナウンサーの岩佐英治氏、黒氏康博氏らがいます。NHKでは、和歌山局、報道局科学文化部、大阪局などを経て、解説委員、NHK放送文化研究所世論調査部副部長、ラジオセンター（ニュースデスク）などを歴任しました。2022年度から2023年9月までは、再び放送文化研究所で研究プロデューサーを務めました。記者としての専門分野は医療・文化です。

2023年10月からは、いわき市民コミュニティ放送に参加し、2024年6月より取締役局長に就任しました。また、日本臓器移植ネットワーク理事・広報委員長としても活動しています。

主な担当番組

現在

映画の話をしよう！（FMいわき、2024年4月- ）

過去

数々のドキュメンタリー番組や報道番組を担当し、高い評価を得ています。

NHKスペシャル 汚染血液は海を渡った－1万5千ページが語る薬害エイズ（1997年）：ギャラクシー賞年間優秀賞を受賞
NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録（2001年）：モンテカルロ国際テレビ祭ニュース番組部門・時事問題番組ゴールドニンフ賞など多数受賞
NHKスペシャル シリーズ日本のがん医療を問う キャスター（2005年 - 2006年）
NHKスペシャル 医療再建 キャスター（2008年）
週刊こどもニュース お父さん（2009年4月 - 2010年12月）
地球テレビ100 キャスター（2011年4月 - 2012年3月）
NHKスペシャル シリーズ原発危機 第2回 「広がる放射能汚染」 キャスター
NHKジャーナル（NHKラジオ第一） - ニュースデスク（2015年9月28日～2022年7月22日：隔週担当）

その他、NHKジャーナルにはゲストとしても多数出演しています。

主な著書

医療、社会問題に関する著書を多数発表しています。

朽ちていった命（2006年 新潮文庫）
「東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録」（2002年 岩波書店）：新潮ドキュメント賞最終候補、海外でも翻訳出版
日本のがん医療を問う（2008年 新潮文庫）
失われた「医療先進国」―「救われぬ患者」「報われぬ医師」の袋小路（2010年 講談社ブルーバックス）
NHK地球テレビ100 世界のニュースがわかる本（2012年 講談社）
NHK中学生・高校生の生活と意識調査2012（2013年 NHKブックス 分担執筆）
世論調査とは何だろうか（2015年 岩波新書）
名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177（2022年 小学館）

社会活動

日本臓器移植ネットワーク理事・広報委員長として、臓器移植医療の啓発にも尽力しています。

外部リンク

いわき市民コミュニティ放送>パーソナリティ>岩本裕
* 岩波書店 東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録 目次（立ち読み）／番組データ／執筆者略歴

岩本裕氏は、ジャーナリスト、放送人として多岐にわたる分野で活躍し、社会に貢献し続けています。

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