岩﨑恭平

岩﨑 恭平（いわさき きょうへい）

岩﨑恭平は、1986年4月4日生まれ、神奈川県厚木市出身の元プロ野球選手です。ポジションは内野手で、右投げ左打ちという特性を持っています。大学での活躍により、「プリンス」という愛称が付きました。彼の野球人生は高いポテンシャルを示し、数々の成果を残しました。

経歴

プロ入り前

岩﨑は東海大学付属相模高校から東海大学へ進学しました。大学時代には、首都大学野球のリーグ戦で69試合に出場し、打率は.333という素晴らしい成績を残しました。また、リーグ内でのベストナインに2度選出され、春季リーグ戦優勝から全日本大学野球選手権大会準優勝までの経験も積みました。こうした実績を背景に、2008年のNPBドラフトでは中日ドラゴンズから3位指名を受け、契約金6500万円、年俸1200万円で入団が決まりました。背番号は37です。

中日時代

2009年に入団後、初めての出場は6月10日であり、その後一軍公式戦に出場。2010年にはフレッシュオールスターゲームでMVPを獲得し、ウエスタン・リーグでの盗塁王に輝くなどの成果を挙げました。しかし、2011年から2012年には出場機会が減少し、2013年に再び一軍に復帰することとなります。その年の9月23日には、横浜DeNAベイスターズ戦で初本塁打を記録し、54試合に出場したのち、打率は.286を記録しました。しかし、2014年は出場機会が減り、打率も低迷しました。

オリックス時代

その後、岩﨑は2014年にオリックス・バファローズに移籍し、背番号30を与えられました。初めは試行錯誤が続きましたが、2015年には公式戦通算8000号本塁打を記録するなど、存在感を示しました。この年には自己最多の4本塁打と8打点を挙げる成績を残しましたが、2016年には故障に悩まされ、出場が限られました。2017年5月には再び一軍に名を連ねましたが、結果を残せず、同年の10月に戦力外通告を受けました。

オリックス退団後

オリックス退団後は、社会人野球の日立製作所硬式野球部に参加し、そこでプレーを続けました。2020年シーズンをもって引退し、野手コーチに就任。その後、2023年には勇退しています。

選手としての特徴

岩﨑はシュアな打撃スタイルを持ち、内野守備も軽快でした。また、50メートル走で5秒66というタイムを記録し、そのスピードは印象的でした。彼の動体視力も優れていて、入団時の測定では静止視力と変わらない数値を出しました。

賞歴・記録

• - フレッシュオールスターゲームMVP（2010年）
• - 初出場：2009年6月10日
• - 初本塁打&初打点：2013年9月23日
• - オリックス球団8000号本塁打（2015年7月28日）

岩﨑恭平選手はそのキャリアを通じて、多くの人々に影響を与える逸材であり、記憶に残る選手として語り継がれています。

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