岸の浦

岸の浦（きしのうら）について

岸の浦は福岡県北九州市八幡西区に位置する地名で、一丁目から二丁目までの町が存在します。この地域は住居表示が実施されており、郵便番号は806-0034です。

地理的特徴

八幡西区の北部東側に位置しており、周辺には熊手町、岡田町、東鳴水、西鳴水、幸神、東曲里町が接しています。この地域は南へ向かって上りの勾配があり、西の端と南西部分は高台を形成しています。北側には山手通りが東西に走っており、東の端には撥川が北流しています。また、北端には北九州市立八幡西図書館や黒崎ひびしんホール、中央にはJCHO九州病院、八幡年金事務所、福岡労働局 北九州西労働基準監督署などの重要な施設が位置しています。

歴史

岸の浦の歴史は1942年頃に始まります。この頃、地域の区画整理が実施され、1948年には八幡製鉄所の社宅276戸が建設され、住宅地としての発展が見られました。また、JCHO九州病院は元々九州厚生年金病院で、2004年に現地へ移転するまでは黒崎ひびしんホールの近くにありました。地名は昔の大字熊手の「岸の浦」に由来し、かつてこの地域まで海が広がっていたとされています。

沿革

岸の浦の町名の変遷は以下のようになります。1960年に大字熊手および鳴水の一部から岸の浦町が新設され、1963年に北九州市が発足すると、八幡区岸の浦町となりました。同年の4月には北九州市が政令指定都市に指定され、岸の浦の町名は引き続き使用されました。1967年には岸の浦一丁目と二丁目が新設され、岸の浦町は消滅しました。1974年には八幡区が八幡西区と八幡東区に分かれ、岸の浦の町名は八幡西区岸の浦一丁目と二丁目として引き継がれています。

世帯数と人口

2025年3月31日現在、北九州市が発表した岸の浦の世帯数と人口についての情報は逐次更新されています。国勢調査によると、岸の浦の人口や世帯数の推移も確認されています。

学区

この地域の市立小中学校に通う場合の学区は定められており、地域の教育環境についても配慮されています。

交通

岸の浦の交通面では、域内には複数のバス停が設置されており、周辺地域と連携した交通網が整っています。バスの系統が整備されているため、移動も便利です。

施設

岸の浦には役所や公共機関もあります。八幡年金事務所や福岡労働局北九州西労働基準監督署が存在し、公共施設として北九州市立八幡西図書館、医療施設としてはJCHO九州病院があり、文化施設として黒崎ひびしんホールが豊かな文化生活を支えています。公園も整備されており、曲里の松並木公園や茶屋原公園などがあります。

まとめ

岸の浦は歴史や地域特性が豊かな町であり、便利な交通網と充実した公共施設が整っていることが特徴です。北九州市の発展とともに成長してきたこの地域は、今後も注目されるエリアと言えるでしょう。

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