岸佑融

岸佑融

岸 佑融（きし ゆうすけ）選手は、2002年6月29日生まれのラグビーユニオン選手です。ジャパンラグビーリーグワンに所属するリコーブラックラムズ東京の一員として、今後の活躍が期待されています。

アマチュア時代の歩み

岸選手の競技人生は、早くから注目されるものとなりました。中学時代には、所属していた玉川学園の9年生（中学3年生に相当）であった2017年12月に、東京都中学校選抜チームの一員として全国ジュニア・ラグビーフットボール大会に出場しています。この全国大会出場は、彼のラグビーキャリアにおける初期の重要なステップとなりました。

高校卒業後は、日本体育大学に進学し、大学ラグビーの舞台でさらなる研鑽を積みました。大学1年次から、関東大学ラグビー対抗戦Aグループというレベルの高いリーグ戦において、出場機会を得ました。強豪校がひしめくこのリーグで、彼は徐々に経験を積み重ねていきました。

特に、大学での彼の存在感が増したのは2年次からです。この年、彼は主要な大会において全試合に先発出場を果たしました。これは、チームにとって彼がいかに重要な選手であったかを示すものです。そして、卒業学年である4年次にも再び全試合に先発メンバーとして名を連ねました。大学生活の後半において、彼は文字通りチームの中心選手として、多くの試合でフルタイムに近い時間プレーし、チームを牽引する役割を担いました。大学での4年間は、彼にとって技術的、精神的に大きく成長する期間となりました。

プロフェッショナルへの道

大学での輝かしい活躍を経て、岸選手はプロフェッショナルラグビーの世界へと足を踏み入れました。2025年1月27日、彼はジャパンラグビーリーグワンに所属するリコーブラックラムズ東京への入団を正式に発表しました。この発表は、彼のこれまでのラグビー人生における一つの大きな区切りであり、新たな挑戦の始まりを告げるものでした。

日本体育大学を2025年3月に卒業した後、彼はリコーブラックラムズ東京の一員として、世界のトップレベルの選手たちと競い合う環境に身を置くことになります。

今後の展望

リコーブラックラムズ東京は、ジャパンラグビーリーグワンにおいても歴史と伝統のあるチームの一つです。このようなチームでプロキャリアをスタートさせることは、岸選手にとって非常に貴重な経験となるでしょう。大学時代に培ったタフネスとリーダーシップを発揮し、リーグワンという高いレベルの中で自身の能力をさらに向上させていくことが期待されます。

まだ若く、成長の余地を大きく残している岸佑融選手が、リコーブラックラムズ東京の一員として、これからどのようなプレーを見せ、チームに貢献していくのか、そして日本のラグビー界においてどのような存在になっていくのか、今後の活躍から目が離せません。

大学時代の全試合先発出場という実績は、プロの世界でも十分に通用するポテンシャルを示唆しています。彼のプレーが、多くのラグビーファンに感動と興奮をもたらすことを期待しています。

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