岸敬祐

岸 敬祐のプロフィールと経歴

岸 敬祐（きし けいすけ）は、1987年1月16日生まれ、兵庫県西宮市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打。岸の家族には、ソフトバンクホークスで一軍のマネージャーおよび打撃[[投手]]を行っている兄の岸健太郎がいます。また、女優やタレントとして知られる杉本有美とは再従姉妹にあたります。

学生時代

岸は関西学院高校に在籍中、兵庫大会の準々決勝で市立尼崎高校に敗れ、甲子園での全国大会出場は叶いませんでした。その後、関西学院大学に進学し、硬式野球部に入部。大学では1年生の秋から登板の機会を得ましたが、病気により2年間は練習ができない状況に陥ります。しかし、関西学生野球リーグでは36試合に登板し、4勝10敗、防御率3.74の成績を残しました。4年生となり、大手企業への就職が内定していましたが、独立リーグの入団テストを受けることを選び、関西独立リーグの大阪ゴールドビリケーンズに入団しました。

独立リーグ時代

2009年

独立リーグで初のシーズンで、岸は8万円という低い報酬の中でも大阪ゴールドビリケーンズのエースとしてリーグ優勝に貢献しました。シーズン成績は11勝8敗1セーブ、防御率1.43で、リーグMVP、最優秀防御率、最多奪三振の3つのタイトルを手にしました。

2010年

翌年は四国・九州アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツに移籍し、38試合に登板して6勝9敗1セーブ、防御率3.18を記録しました。その後、NPB育成ドラフトで読売ジャイアンツから指名を受け、育成選手として入団しました。背番号は017。

巨人時代

2011年

イースタン・リーグで20試合に登板し、1勝0敗、防御率2.25という良好な成績を残します。

2012年

シーズンが始まると二軍の先発ローテーションに定着し、7月30日に育成選手契約から支配下選手契約に移行。イースタン・リーグでの成績は8勝5敗、防御率2.36と素晴らしいものでしたが、一軍での登板機会はなく、その後2013年には故障により戦線を離脱し、10月1日に戦力外通告を受けることとなります。

ロッテ時代

戦力外後の2013年11月には12球団合同トライアウトに参加し、千葉ロッテマリーンズの育成選手として入団。背番号は121が与えられました。

2014年

イースタン・リーグで20試合に登板し、3勝0敗、防御率5.23を記録しますが、支配下登録選手には復帰できず、10月5日に再び戦力外通告を受けます。その後、2015年からは三菱重工長崎硬式野球部でプレーし、2016年をもって現役を引退しました。

現役引退後

現役引退後は2017年からロッテに復帰し、打撃[[投手]]やスコアラーを務めました。さらに2019年からは読売ジャイアンツのスカウトとして活動し、若手選手の発掘に携わっています。岸は特に関西・四国を担当し、2021年ドラフト1位の翁田大勢などの選手を手掛けました。

選手としての特徴

岸の投手スタイルは、ストレートの球速が140km/h前後であり、スライダー、カーブ、シュートといった多彩な変化球を駆使し、打者を打たせて取ることが特徴です。特にコントロールには自信を持っており、その能力が彼の持ち味となっています。

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