島内颯太郎

島内 颯太郎のプロフィール

島内 颯太郎（しまうち そうたろう、1996年10月14日生まれ）は、福岡県福津市出身のプロ野球選手で、広島東洋カープに所属する投手です。右投右打の選手であり、高いストレートとともにその他の球種も持ち合わせた選手です。

経歴

プロ入り前

島内選手は小学校3年生から野球を始め、福津市立福間中学校では軟式野球部に所属していました。高校進学後は福岡県立光陵高等学校に入学し、1年秋からベンチ入りし、2年生からはエースピッチャーとして活躍しました。3年生時には夏の大会で3回戦に進みましたが、そこで敗退。

その後、九州共立大学に進学すると、2年春にリーグ戦デビューを果たしましたが、秋には右肘の故障により出場できませんでした。しかし、3年春には回復し、球速が向上、秋にはチームの優勝に大きく貢献し、自らも防御率1位となりMVPを受賞しました。4年春には再び好成績を残しましたが、制球の意識が強くなりフォームを崩し、一時的に不調に陥ります。最終的に彼は秋のリーグ戦ではエースとして活躍し、大学選手権決勝では東京ヤクルトスワローズに入団する久保拓眞選手とのリレーで勝利を収めました。

プロ志望ながらも、ドラフトでは3位以上でなければ社会人野球に進むと考えていたところ、2018年のドラフトで広島東洋カープから2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1000万円で仮契約を結びました。背番号は43です。

広島時代

広島入団後の2019年は25試合に登板し、防御率4.40を記録しました。翌年の2020年は38試合に登板し、1勝0敗に防御率4.54でありました。2021年には二軍降格を経験しましたが復帰し、51試合に登板し、0勝2敗ながら15ホールドを記録。特に9月には13試合に登板し防御率0.82の成績を残しました。

2022年シーズンは、開幕から一軍入りしましたが、徐々に打たれる場面が見られ、5月には一軍登録を抹消されました。8月再昇格も1か月での再抹消となり、彼にとっては悔しい一年となりました。

しかし、2023年には再び活躍の機会が訪れました。開幕から一軍で起用され、特に矢崎拓也とのコンビネーションで勝利の方程式を確立しました。5月28日にはプロ初セーブも記録し、18試合連続無失点の偉業も達成しました。四球の多かった過去から劇的に改善された成績により、最優秀中継ぎ投手のタイトルを受賞しました。

2024年のシーズンは、開幕戦ではピンチを招く投球もありましたが、続く阪神戦では無失点に抑える好投を見せました。

プレースタイル・人物

島内選手の最速ストレートは157km/hであり、直球を主体に、フォークやチェンジアップで空振りを奪うピッチングが特徴です。彼はプロ入りを果たした大学の先輩、大瀬良大地選手を手本にしており、彼の練習姿勢から多くの影響を受けていると語っています。

また、ドラフトの際に同学年の栗林良吏（名城大学）との指名で迷われたこともあり、島内選手の選択がなければ栗林選手が早くからプロ入りしていたかもしれません。こうしたエピソードも、競争意識と共に人間関係の醍醐味を感じさせる一因となっています。

詳細情報

タイトルと記録

• - 最優秀中継ぎ投手：1回（2023年）
• - 初記録：初登板、初奪三振、初ホールド、初勝利、初セーブなど多くの初記録を残してきました。

島内颯太郎選手は、彼の努力と成長を見せ続け、今後のさらなる飛躍が期待される選手です。これからも彼の活躍に注目したいと思います。

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