島本亮

島本 亮の将棋界での足跡

島本亮（しまもと りょう、1980年5月5日生まれ）は、将棋棋士で棋士番号247に当たります。兵庫県神戸市の出身で、師匠は小林健二九段です。彼は将棋界で多くの挑戦を続け、独自の棋風を持つ個性的な棋士として知られています。

初期の棋歴

島本は、若い頃からその才能を発揮しており、6歳の頃には第16回小学生名人戦で全国大会に進出しました。この時、2回戦でプロ棋士となる村田智弘に敗れるも、その後はジュニア将棋選手権に参加し、彼に勝利して3位にランクインしました。
さらに、1993年には中学選抜将棋大会で3位に輝き、同年9月には奨励会に入会し、将棋界での新たな道を歩み始めました。

奨励会での成長

2000年度から本格的に奨励会三段リーグに参加し、2002年度後期のリーグでは大混戦の中、12勝6敗の成績を収めて見事に四段へ昇段しました。しかし、初めの数年は苦しい戦いもあり、成績が振るわない時期も見られました。

初参加のC級2組順位戦では、最初から苦戦し5連敗を喫しましたが、その後は徐々に成績を改善し、第68期では降級を回避しました。2010年度と2011年度には共に連続で降級点が付き、31歳の時にフリークラスに降級しましたが、依然として彼の棋士としての挑戦は続きました。

主要な戦績と棋風

彼の棋風は非常にユニークで、2006年には「神戸発 珍戦法で行こう」という棋書を著しました。これにより、珍しい戦法を駆使しながら観衆を楽しませてきました。さらには、2011年のC級2組順位戦では通算100勝を達成し、五段に昇進。
その後も、棋王戦などで積極的に挑戦し続け、注目を集めました。特に銀河戦では予選で最多勝ち抜き者となり、ベスト8に進出するなど、あらゆる棋戦での活躍が光ります。

近年の活動と書籍

2014年以降、成績が向上し、2015年には王位戦の予選で規定の成績を達成し順位戦の参加資格を回復しました。2016年にはNHK杯将棋トーナメントに初出場し、そこでも強敵との対戦が続きます。
また、彼は2冊の書籍を出版しており、特に2018年の「戦慄の▲７７金! 奇襲・きんとうん戦法」は多くの注目を浴びました。
今後も彼は新たな挑戦を続け、将棋界に名を刻んで行くことでしょう。島本亮の将棋人生は、今なお進行中であり、今後の活躍が期待されます。

昇段履歴

1. 1993年9月 - 6級 奨励会入会
2. 1997年5月 - 初段
3. 2000年3月 - 三段
4. 2003年4月 - 四段（プロ入り）
5. 2011年7月 - 五段（通算100勝達成）
6. 2024年7月 - 六段（240勝達成予定）

島本亮は、独自のスタイルを貫きながら、将棋界の新たなスターとして成長し続けています。

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