島根県道・山口県道16号六日市錦線

島根県道・山口県道16号六日市錦線

島根県道・山口県道16号六日市錦線は、島根県鹿足郡吉賀町の六日市から山口県岩国市の錦町宇佐郷までを結ぶ主要地方道です。この路線は、1982年の県道番号再編以来、中国地方では唯一、異なる2つの県で異なる番号が付与されている路線として注目されています。

路線の概要

起点と終点

本路線の起点は、島根県鹿足郡吉賀町六日市に位置しており、国道187号と交差しています。一方、終点は山口県岩国市の錦町宇佐郷で、国道434号と接しています。この主要な道は、両県の交流を深める重要な交通路としての役割を果たしています。

歴史的背景

この道の前身となるのは広島県道・山口県道・島根県道119号佐伯六日市線です。1982年4月1日には、建設省の告示により主要地方道として公式に認定され、その後1983年には島根県道16号および山口県道74号として再認定されました。1993年には再び主要地方道に指定され、さらに1994年には県道番号が統一されて、現行の名称と番号となりました。

2005年及び2006年にはそれぞれ、起点と終点の地名が変更され、今の形になりました。鹿足郡六日市町と柿木村が合併して吉賀町が成立した結果、起点の表記が変更されたのです。また、岩国市と玖珂郡の町村が合併したことにより、終点の地名表記も改正されました。

主な橋梁

この路線には深谷大橋があります。この橋は島根県と山口県の境界を跨ぎ、深谷川にかかっています。延長は99.5メートルで、地域のシンボル的な存在です。

地理

本路線が通過する自治体は、島根県鹿足郡吉賀町と山口県岩国市です。道中の景色は自然豊かで、観光スポットも多く存在します。

交差する道路

この県道は、各種の主要道路や県道と交差しており、地域住民はもちろん、観光客にも利用されています。特に、国道との接続は、交通の巡回性を高めています。

沿線の名所・旧跡・観光地

道沿いには、岩日北線未成線の跡地や深谷渓、そして深谷大橋など、多くの名所があります。これらは訪れる人々にとって重要な観光地となっており、地域の歴史や自然を感じることができます。

このように、島根県道・山口県道16号六日市錦線は、地域の交流を促進する重要な交通路であり、歴史的、地理的に貴重な存在です。

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