島津恵梨花

島津 恵梨花

1991年12月9日生まれ、千葉県出身の女優。スターヒルに所属し、多岐にわたる分野で活動を展開しています。

経歴

島津恵梨花は、2007年にニンテンドーDSのテレビコマーシャルへの出演を機に、芸能界でのキャリアをスタートさせました。

女優としての活動を本格化させたのは、2009年9月に上演された舞台「生きて虜囚の辱めを受けず」です。この作品で、彼女は初めての舞台出演ながらヒロインという重要な役どころを演じ、その存在感を示しました。さらに、2010年1月には舞台「白地に赤く」で初主演を務めるなど、舞台女優としての経験を着実に重ねていきました。

2012年1月には、現在の所属事務所であるスターヒルに移籍し、「葵えりか」という芸名で活動を行いました。また、同年4月には日本の伝統芸能である地唄舞の山村流において、山村楽千代氏に師事し、舞の研鑽を積むこととなります。この地唄舞のスキルは、その後の活動にも影響を与えています。

転機となったのは、2014年2月です。東京都伊豆大島で開催された「椿の女王コンテスト」において、第23代準ミス椿の女王に選ばれました。この選出を機に、活動名を本名である「島津恵梨花」へと改め、現在に至るまでこの名前で活動を続けています。

人物

千葉県浦安市に生まれ育った島津恵梨花さんは、多彩な趣味と特技を持つことで知られています。趣味としては、ウィンタースポーツであるスキーや、球技のテニス、そして女優活動とも関連深い日本舞踊や茶道といった日本の伝統文化に親しんでいます。また、自然豊かな場所を訪れる島巡りも趣味の一つとして挙げています。

特技としては、語学に堪能で英語と韓国語を操るほか、幼い頃から培ってきたピアノの演奏や、華道も得意としています。これらの多岐にわたる才能は、彼女の表現力の幅を広げる要素となっています。

また、サービス介助士準二級や、ダイビングライセンスCカードといった資格も取得しており、社会活動やレジャーに対する積極的な姿勢も持ち合わせています。

なお、父親はソニー不動産の執行役員を務める島津清彦氏です。

主な出演作品

島津恵梨花は、舞台を中心に活動する傍ら、テレビドラマや映画、コマーシャルなど様々なメディアに出演しています。

テレビドラマ

2018年：関西テレビ「難波金融伝・ミナミの帝王」第15作に法務局員役で出演。
2020年：朝日放送テレビ「日暮里チャーリーズ」ステイナイトミステリー第2話に女性役で出演。

映画

2012年：映画「夕の江の街に」に智子役として出演。
2015年：映画「20代の夏」に渡辺由佳役として出演。

CM

ピタットハウス
ニンテンドーDS
バンドブラザーズDX

舞台

2009年9月：初舞台ながらヒロインを演じた「生きて虜囚の辱めを受けず」。
2010年1月：自身初の主演舞台「白地に赤く」。
2012年8月15日、2013年4月16日：師事する山村楽千代氏の神谷舞台「山村楽千代舞の会」に出演。
2012年10月21日：国立劇場での公演「舞をどり」に出演。
2013年7月15日：御神殿内での「奉納舞」を披露。
* 2020年8月：舞台「シーボルト父子伝～蒼い目のサムライ～」にてハインリッヒ・シーボルトの妻、岩本花役を演じる。

これらの活動を通じて、女優として、また日本の文化を担う表現者として、その存在感を高めています。地唄舞で培われた日本の美意識と、多才な特技に裏打ちされた表現力は、今後の活動においても重要な要素となるでしょう。

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