島田大介

島田 大介 (Daisuke Shimada)

島田大介は1974年11月20日に大阪府で生まれた映像作家及び写真家です。京都芸術短期大学の映像科を卒業した後、彼はイギリスに渡り、90年代後半にはロンドンでファッションモデルとして活動を開始しました。その経験を背景に、その後の映像制作に役立てています。パリやロンドンのコレクション、さらに数々のCMやミュージックビデオに出演し、帰国した後も東京のファッション誌などで活躍しました。

島田は映像制作会社John and Jane Doe Inc.に入社した後、谷田一郎のアシスタントディレクターとして経験を積むと、2002年に自身の映像ディレクターとして独立を果たしました。以降、彼は数多くのミュージックビデオやコマーシャルフィルムを手掛け、自らのスタイルを確立していきます。特に2008年に設立した映像制作会社Qotorifilm Inc.では、5周年を迎えた2013年に展覧会を開くなど、その活動の場を広げました。

2013年には、短編映画『ただいま。』が公開され、多くの映画祭に出品されました。また、同年には小松菜奈を主演に起用したことが注目され、映像作家100人にも選出されました。2014年には、カンヌ広告祭での受賞を始めとして、さまざまな賞を手にしました。特に、サントリーC.C.レモンのWebムービーが高い評価を受け、文化庁メディア芸術祭でも推薦作品に選ばれました。

写真家としても活動を広げ、初の写真展は『Mathilde』と題して開催され、そして自らの写真集も出版されました。2016年には、東京での写真展『fuyu-no』が成功を収め、彼の独自の視点が注目を集めました。

2021年には、東日本大震災からの10年間の活動を記録したチャリティーアルバム『2+0+2+1+3+1+1= 10 years 10 songs』のビジュアルディレクションを担当し、写真展も開催しました。これにより、彼の作品がもたらすメッセージが多くの人々に広がりました。

2024年には新しいプロジェクト「Lukewarm Era Project」が発表され、Youtubeにてプロローグ映像を公開。それにより、新しい映像表現の可能性を模索し続ける姿勢が伺えます。彼の日常では、妻でありモデルの小谷実由と共に、7年間の生活をまとめた写真集も出版されるなど、私生活と創作がうまく融合しています。愛猫のしらすとも共に生活し、彼の作品には家族の絆が色濃く表れています。現在、島田はその独自の視点や表現力をもって、国内外で創作活動を続けており、多くの人々に影響を与えています。

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