崩平山

崩平山（くえんひらやま、くえのひらやま）

概要

崩平山は、大分県玖珠郡九重町に位置する標高1,288.4mの山です。日本山岳会東九州支部によって大分百山の一つに選定されており、登山愛好家にも親しまれています。

山頂からの眺望は非常に素晴らしく、由布岳や鶴見岳、そして九重連山を一望できます。この見晴らしの良さから、山頂には放送・通信施設が設置されています。しかし、一般車両が通行できるのは標高約995m地点までで、そこから山頂までは約300mの標高差を登山する必要があります。

放送・通信施設

崩平山には、玖珠テレビ・FM中継局と業務無線局が設置されています。

この中継局は標高が高いため、電波は福岡県の一部、佐賀県東部、山口県瀬戸内海沿岸部にも届いています。ただし、隣接する熊本県へ電波が漏れないように指向性が設定されています。また、九重連山北部を一望できるため、警察庁や放送局の業務無線局も設置されています。

大分[[放送]]のアナログ中継局は、全国の民放テレビ局で初めてUHFで送信された局として知られています。

地上デジタルテレビジョン放送送信設備

崩平山には、地上デジタルテレビジョン放送の送信設備も設置されています。

地上アナログテレビジョン放送送信設備

地上アナログテレビジョン放送は2011年7月24日に終了しました。

FMラジオ放送送信設備

崩平山からはFMラジオ放送も送信されています。

業務無線局

放送局の無線設備のほか、国土交通省や警察庁の業務無線局も設置されています。特に、警察庁の無線中継所は1952年度から1953年度にかけて設置工事が行われ、1953年12月15日に運用が開始されました。これは、崩平山に設置された最初期の無線局の一つです。


崩平山は、その美しい景観だけでなく、放送・通信の要所としても重要な役割を果たしている山と言えるでしょう。

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