川口ジャンクション

川口ジャンクション：東北道、外環道、首都高の交点

川口ジャンクションは、埼玉県川口市に位置し、東北自動車道、東京外環自動車道、そして首都高速道路川口線の3路線が交わる重要な交通結節点です。東北自動車道の起点としても機能しており、複雑な道路構造と料金システムが特徴となっています。

複雑な料金システム

このジャンクションは、他のジャンクションとは異なり、出入口が併設されていません。そのため、東北自動車道上り方面や首都高速川口線下り方面から進入し、外環道などを経由して別の路線へ転進する場合、または外環道から進入して東北道や首都高速川口線へ転進する際には、別途料金が必要となります。料金体系を事前に確認しておくことが重要です。

歴史

川口ジャンクションの歴史は、東北自動車道の整備と深く関わっています。

1987年（昭和62年）9月9日: 江北ジャンクションから浦和インターチェンジ間の開通に伴い、首都高速川口線と東北自動車道の本線のみが供用開始されました。この時点では、外環道はまだ接続されていませんでした。
1992年（平成4年）11月27日: 東京外環自動車道の和光インターチェンジから三郷ジャンクション間の開通により、外環道との接続が実現し、ジャンクションは完全に供用開始となりました。これにより、川口ジャンクションは、東北地方と首都圏を結ぶ重要な交通拠点としての役割をさらに強化しました。

外環道料金所

外環道の川口ジャンクション料金所は、三郷方面入口と大泉方面入口の2ヶ所があり、それぞれ3レーンの構成となっています。ETC専用レーンとETC・一般レーンが設置され、ドライバーの利便性が考慮されています。

三郷方面入口: ETC専用レーン1、ETC・一般レーン1、一般レーン1の計3レーン
大泉方面入口: ETC専用レーン1、ETC・一般レーン1、一般レーン1の計3レーン

接続路線と隣接インターチェンジ

川口ジャンクションは、以下の路線と接続しています。

E4 東北自動車道 (1番): 東北地方と首都圏を結ぶ主要な高速道路です。
C3 東京外環自動車道 (70番): 首都圏の外環状道路として、渋滞緩和に大きく貢献しています。
首都高速道路川口線 (S1): 首都高速道路網の一部であり、川口市周辺の地域アクセスを向上させています。

隣接するインターチェンジは以下の通りです。

東北自動車道: 川口JCT - 浦和IC - 浦和TB
東京外環自動車道: 川口中央IC - 川口JCT - 川口東IC - 草加IC
首都高速川口線: 新郷出入口 - 安行出入口 - 川口PA - 川口TB - 新井宿出入口 - 川口JCT

まとめ

川口ジャンクションは、東北自動車道、東京外環自動車道、首都高速道路川口線の3路線が複雑に交わる重要なジャンクションです。その歴史と料金システム、周辺道路との関係性を理解することで、より安全かつ効率的な運転に繋がります。複雑な構造ゆえ、事前に経路確認や料金を確認することをお勧めします。

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