川奈駅

川奈駅 (IZ03)

川奈駅は、静岡県伊東市川奈に位置する伊豆急行伊豆急行線の駅です。伊豆の観光地へのアクセス駅として機能しています。

概要

川奈駅の設置場所を決定する際、有名なエピソードがあります。当初、川奈ホテル付近への設置が検討されましたが、ホテル側がリゾートホテルの趣旨にそぐわないとして断ったため、現在の川奈集落へ至る道沿いに建設されました。

開業当初は周囲に建物はほとんどありませんでしたが、国道135号が近くを走っていることや、伊東駅までのアクセスの良さから、徐々に住宅地として発展しました。店舗併設駅舎への改築やユニー伊東店（現・アピタ伊東店）の開業なども影響し、現在では伊東のベッドタウンとしての役割を担っています。

歴史

1961年（昭和36年）12月10日：開業。
1968年（昭和43年）6月18日：駅構内で列車同士が接触する事故が発生。
1982年（昭和57年）9月14日：駅構内でポイント故障が原因の脱線事故が発生。

駅舎

現在の駅舎は1980年代に建設された2代目です。伊豆急行線の特急通過駅としては珍しく、駅舎には東急ストアなどのスーパーマーケットが併設されており、駅前には伊豆急東海タクシーの乗り場があります。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。開業時、ホームと駅舎は構内踏切で結ばれていましたが、駅舎改築時に地下道が新設され、構内踏切は廃止されました。この際、ホーム上屋も延伸されています。トイレは1番ホーム上にあります。ホームの富戸寄りには、椿やツツジが多数植えられています。

一線スルー構造（2番線が本線）
通過列車は上下線ともに原則として2番線を使用
停車列車は基本的に方向別にホームを使用
通過列車待ち合わせ時などは異なるホームを使用
出発信号機は1、2番線ともに上下両方向に設置
一部特急列車が当駅で列車交換を実施（季節により客扱いあり）

構内

Suicaおよび相互利用可能なICカード（PASMO等）が伊豆急行線全駅で利用可能です。一部駅には簡易チャージ機も設置されています。

利用状況

2020年（令和2年）度の1日平均乗車人員は475人です。

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がっており、観光スポットへは車で5分程度の距離です。

静岡県立伊東商業高校
川奈海水浴場
川奈ホテル
川奈ホテルゴルフコース
サザンクロスカントリークラブ
小室山公園
伊東市役所川奈出張所
国道135号

バス路線

川奈駅停留所から東海バス（伊東営業所）の路線が発着します。

I30・I31・I33・I35・I37：伊東駅 ※I35・I37は平日朝2本のみ
I30：川奈港
I31：伊豆海洋公園
I35：松ヶ崎
I37：蓮着寺口

川奈口停留所からは、伊豆ぐらんぱる公園、伊豆シャボテン公園、一碧湖方面へのバスが発着します。

隣の駅

伊豆急行線

南伊東駅（IZ02） - 川奈駅（IZ03） - 富戸駅（IZ04）

外部リンク

川奈駅｜時刻表｜電車・駅のご案内｜伊豆急－おすすめ電車旅＜観光・海・リゾート・温泉＞

もう一度検索