川島理史

川島理史 (かわしま まさふみ)

プロフィール

川島理史は、1952年生まれの日本の政治家です。東京都大島町岡田で生まれ、東京都立大島高等学校、法政大学経済学部を卒業しました。大学卒業後は、大島の学習塾で講師として教鞭をとっていました。

政界への道

1981年、川島氏は東京都議会議員選挙に島部選挙区から無所属で出馬しましたが、落選しました。その後、1995年に大島町議会議員選挙に日本共産党公認で出馬し、トップ当選を果たし、政界への第一歩を踏み出しました。

大島町議会議員として

川島氏は、大島町議会議員を4期16年間務めました。この間、大島社会[[福祉協議会]]の理事や大島体育協会の理事長を歴任し、地域社会の発展に尽力しました。

大島町長へ

2011年、川島氏は藤井静男大島町長の引退に伴い、大島町長選挙に「新しい大島をめざす町民の会」から支持を受け、無所属（日本共産党推薦）で出馬しました。町長選は、過去最多となる7人の候補者による激戦となりましたが、情報公開、地域産業振興、福祉の充実を訴え、初当選を果たしました。

日本共産党との関わり

川島氏は日本共産党員であり、町長選には無所属で出馬しましたが、町長就任後も党籍を保持していました。当時、東京都内では、矢野裕狛江市長に次ぐ2人目の日本共産党員首長であり、全国では9人目でした。2012年の狛江市長選で矢野氏の後継候補が落選して以降は、都内で唯一の共産党員首長となりました。しかし、2015年4月の町長選を迎えるにあたり、同党を離党しました。

町長としての活動

川島氏は町長として、情報公開を推進し、地域産業の振興に努め、福祉の充実を目指しました。しかし、2015年の町長選では、自民党と公明党の推薦を受けた三辻利弘氏に敗れ、再選はなりませんでした。2019年4月にも返り咲きを目指して町長選に立候補しましたが、現職の三辻氏に再び敗れました。

台風26号への対応

2013年10月16日、台風26号による土砂災害が発生し、大島町は甚大な被害を受けました。この際、町長の川島氏と副町長が二人とも島外へ出張していたため、危機管理体制への批判が高まりました。川島氏は、島根県隠岐の島町で開催された日本ジオパーク全国大会に出席しており、懇親会と二次会で飲酒していたことを認めています。この対応は、町民からの信頼を大きく損なうこととなりました。

参考文献

『朝日新聞縮刷版』（1981年7月、p.237、1995年4月、p.1076、1999年4月、p.1289、2003年4月、p.1493、2007年4月、p.1207）

関連項目

三原山
小池晃
特別支援教育
革新自治体

外部リンク

東京都大島町公式サイト
日本共産党員首長の施策ととりくみ
日本共産党大島町議団

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