川崎清純

川崎 清純

川崎 清純（かわさき せいじゅん）氏は、1999年6月17日に岩手県雫石町で誕生した、日本のプロラグビー選手です。現在は、国内のトップラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、プレーしています。

プロフィール

川崎選手は、15人制ラグビーにおいて、主にウイング（WTB）やフルバック（FB）といったバックスのポジションでその能力を発揮します。これらのポジションは、トライゲッターとしての役割や、相手の攻撃を防ぐ最後の砦としての重要な役割を担います。また、よりスピーディで運動量が求められる7人制ラグビーでは、フォワード（FW）としてプレーすることもあります。恵まれた体格の持ち主であり、身長は193センチメートル、体重は102キログラムと、特にバックスの選手としては非常に大きなサイズを誇ります。このフィジカル的な優位性は、コンタクトプレーや突破力に繋がる大きな武器となっています。さらに、実兄である川崎龍清氏も同じくラグビー選手であり、現在、清純選手と同じ埼玉パナソニックワイルドナイツで共に汗を流すチームメイトです。

代表経験

若年期から将来を嘱望される才能として注目されており、U18（18歳以下）の日本代表に選ばれた経験を有しています。これは、同世代の中でも特に優れた選手であったことを示しています。また、スピードと強靭な肉体を活かしたプレースタイルから、7人制ラグビー男子日本代表のメンバーとしても活動した経歴を持ち、国際舞台でのプレー経験を積んでいます。

経歴

川崎選手がラグビーという競技に初めて触れ、本格的に取り組み始めたのは高校時代からです。地元の岩手県立盛岡工業高等学校に進学し、そこでラグビー部に入部しました。高校での経験を経て、2018年には神奈川県にキャンパスを置く関東学院大学へ進学。関東大学ラグビーリーグ戦に所属する同大学のラグビー部で、更なる技術向上に励みました。大学では中心選手へと成長し、4年生となった2021年には、チームの副キャプテンを務め、チームを牽引するリーダーシップも発揮しました。

大学を卒業後、2022年にジャパンラグビーリーグワンの強豪クラブである埼玉パナソニックワイルドナイツへの入団が決定し、プロラグビー選手としての道を歩み始めました。プロとして更なる高みを目指すため、2023年5月からはラグビーの本場として知られるニュージーランドに渡り、グレンマークという場所でラグビー留学を経験しました。この海外での貴重な経験は、選手としての引き出しを増やすことに繋がりました。

チームに合流後、満を持して2025年2月1日に行われたジャパンラグビーリーグワンの公式戦、第6節の交流戦である浦安D-Rocks戦にて、記念すべきリーグワン公式戦への初出場を果たしました。この試合では先発メンバーとして起用され、プロ選手として新たな一歩を力強く踏み出しました。

今後の展望

高い身体能力、複数のポジションへの適応力、そして海外での武者修行で得た経験は、川崎選手の大きな財産です。兄・龍清選手と共に、埼玉パナソニックワイルドナイツのバックス陣において欠かせない存在として、チームのリーグワンでの活躍に貢献することが期待されています。また、過去の代表経験を活かし、再び日本代表として世界の舞台でそのプレーを見せることを目指しています。若く、まだまだ伸びしろのある川崎清純選手の、今後のさらなる飛躍に多くの注目が集まることでしょう。

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